これまで十大主星の講座で、もれなく毎回みなさまにチャレンジしていただいている課題シリーズです。
「相剋関係の十大主星を組み合わせたとき、想像できるケンカのパターンや、人間関係のすれ違い場面をシュミレーションしてください」というものです。
特にお勉強中のみなさまには、すぐに!ぜひ!チャレンジしていただきたい課題です。これがすらすらできるようになると、実際の鑑定の場でものすごーーーく役立ちます。
ということで、さっそくチャレンジしてくださったEさんの解答例をご紹介しています。前回はこちら!
いよいよ今回で前半終了。陽の星同士の組み合わせ5パターンが完了です。
ほんとうは総当たり!にしたいところですが、まずは練習ですし、思考実験なので、わかりやすいように陽×陽、陰×陰の組み合わせをオススメしています。
陽×陽の組み合わせ
貫索星×禄存星
鳳閣星×車騎星
禄存星×龍高星
車騎星×貫索星
龍高星×鳳閣星
陰×陰の組み合わせ
石門星×司禄星
調舒星×牽牛星
司禄星×玉堂星
牽牛星×石門星
玉堂星×調舒星
以上、この10パターンの相剋関係について、リアルな人間関係として想像して言葉にしてみてください。
みなさまもぜひ、チャレンジしてみてください!いったん自分のアタマを通して言葉にしてみることで、この組み合わせはこんなトラブルに直面しやすい、とか、この組み合わせはこういった悩みが生じやすい、という予測が立てやすくなります。特に鑑定の場面で、このシュミレーションは必ず役立つでしょう。
「車騎星×貫索星」の巻
ではEさんからお送りいただいたシリーズの第五回、いってみましょう。車騎星と貫索星の組み合わせの場合です。
車騎星は、目的に向かって素早くキビキビと働いて、なるべく早く大きな成果を達成しようとする性質。
貫索星は、じっくり時間をかけて、自分にとってそれがどういう意味を持つかを吟味しながら進める性質。
このような基本性質のイメージを元に、実際の場面を想定して、どんな人がどんな場面でどんなことを言いそうか、想像してみましょう。
詳しい方はぜひ、ご自分の周りにいる車騎星的な人や、貫索星的な人の言動を思いだしてみてください。どちらかにご自身が該当する場合は、ご自身のエピソードを参考になさってみてもOKです。
なるべくご自身で考えて書いてみてから、以下の解答例をご覧くださいね!
では、Eさんがお送りくださった解答例をご紹介します。(これはあくまで練習であり、思考実験ですので、それぞれの特徴をなるべく極端にデフォルメして強調するように書いてくださっています)
車騎星×貫索星|同僚編
車騎さん
貫索さん
車騎さん
貫索さん
車騎さん
車騎星×貫索星|恋人編
車騎さん
貫索さん
車騎さん
貫索さん
車騎さん
車騎星×貫索星|親子編
車騎さん(父)
貫索ちゃん(こども)
車騎さん
貫索ちゃん(こども)
いかがですか?
あるある!そうそう!わかる!それ!なーんて思った方も多いのでは?
車騎星×貫索星の組み合わせは、3パターンともすべて、より有能であろうとたゆまず努力して、最短距離で効率よく進めたい車騎星と、なにごとも自分自身のペースや価値判断に基づいて、慎重にゆっくり進めていきたい貫索星的なキャラクターとの対比がはっきり示されています。
貫索星が強い人たちのように、いつでもだいたい心の自給自足ができて、すべてはあらかじめ自分自身の中にすべて備わっているとでもいうように、いつも落ち着いて泰然自若とした雰囲気は、安定してブレない頼もしさがあるでしょう。
しかし、常に今の自分よりバージョンアップしたい!自分を鍛えてもっともっと成功したい!と考える人たちにとっては、貫索星的な言動はたいへん保守的で現状維持であり、なんだかつまらないものに感じられるかもしれません。
また、同じ金性の十大主星として考えたときには、車騎星も牽牛星も「役に立ちたい!」とそれぞれおっしゃいます。車騎星自体は「単独行動」で、牽牛星は「集団行動」と言われますが、より大きな視点で見れば、車騎星もまた自分だけというよりは、「社会の中で役立つ有能な自分」だったり「何かの目的を実現するために、誰かのために、身を呈して頑張る」といった性質があるでしょう。
そういえば、バリバリでキレッキレの車騎男子が、いつも貫索星的なマイペースな反応の人に対して「ふざけんな。何がオレ流だ。一生ひとりで勝手に俺は俺っていつまでも言ってろ!」と怒っているのを目にしたことがあります。(あるある…)
貫索星と車騎星のスピード感やテンポの違い、自己充足なのか、世界からの評価を求めるのか、そのあたりの葛藤に着目してみてはいかがでしょうか。
ご自身はどちら寄りですか?どちらにより共感しますか?どちらの行動パターンのほうがご自身に近いですか?周りにこのような人はいらっしゃいませんか? そんなこともあれこれ考えてみると、ますます実践力がUPすることでしょう。
さて、これで陽の星×陽の星5パターンの発表、ぜんぶ終了しました。来週は引き続き陰の星×陰の星5パターンの解答例を発表していきます。ぜひみなさまもご自身でチャレンジしてみてください。
次回は、石門星×司禄星です。どうぞおたのしみに!