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7/11-15 六十干支の風景巡り・天天シリーズ

日めくりシリーズ。

甲さんは淡々とマイペース、のイメージで書いたらこんなんなった。この日は周囲が土だらけの中に、一つだけ甲がある図。この場合は地面に生える樹木でしょう。ただでさえ目立つ「甲辰」が、ますます人目をひきそうです。しかし大量の土を相手にするこの甲さんはくたびれそう。(禄存星司禄星や牽牛星がたくさん出てくるはずだよ)

配偶者のポジションとなる辰の中には、甲さんの仲間となる乙さんが隠れているし、辰は水庫といって、甲さんが樹木として育つのに必要な水を含んでいるので、自分の配偶者やパートナーができると、この人は支えられて安定しそうだなどなど想像します。

甲さんよりも、乙さんのほうが弱くて可愛く見えて、実はしたたかであります。甲さんのようにひとりでやるのではなく、自分の仲間を連れてくる、仲間を作り出す、自分の支持者や援助者をつくるのは乙さんの得意技です。

そんなわけで、この日の図からは荒野にたくさん咲いているたくましい花を想像しました。庭園で守られて咲く深窓の令嬢のようなわかりやすい花の美ではなさそうですが、これはこれで個性的で美しい。

毎日暑いですね…。わかりやすく暑い図。戌、未、午と、どれも中に火を含んでいる乾いたグループです。というわけで、乾いた大地を照らす太陽を想像。

ここのところ丙午生まれにまつわるご相談が多いです。丙午の人は、おそらく自分で火力調整するのが難しいのだろうと想像します。

丁さんには独特の気難しさというのがあります。好きなところで好きなように好きなだけやってください、というのがよく申し上げることです。丙さんたちと違うのは、丁さんには燃料(つまり甲)が必要、つまり援助者を求めるということ。丁は派手に見えても、炎上するには燃料が必要。この図には未の中に乙が隠れているので、ぜんぜん燃料がないわけじゃないけど、草なのでほんとーに焼畑みたいに、枯れ草を燃やしていく感じ、という連想です。

いやはや。土だらけですねーーー。とにかくひたすら先月から「戊」が大量に続くので、だんだんネタ切れしてくるしょぼい脳味噌のワタクシです。ということで、景色より中身の話をしよう。

先日、とある戊レディがお越しくださった時に「わたしはどんどん活動して、ちっともじっとしていなくて、ぜんぜんどーんと構えていないんです」とのお話がありました。はい。貴重なご意見ありがとうございました!

戊さんの中には、そうやって活動的で頭の回転が早くて、聡明でなんでもすぱすぱと切れ味のよい方々も結構多いです。くるくる動き回ってぜんぜん「どっしりした山」ではないよ、というタイプの方々。しかーし、よくよくお話を伺っていくと、ひとつのことに長く取り組んだり、まわりの面倒を甲斐甲斐しくみたり、我慢強く(ちょっとどんくさい?!)エピソードがでてきたりします。あとはーちょっと、だいぶ?!欲深いとか。

土は難しいですよね。いろんな性質を併せ持ってるからこその土、とおもいます。自分で意識しやすいのは、十大主星で出てくる性質の方だと思いますが、特に日干の性質は無自覚で自分ではなかなかピンとこないことが多いように思います。

「わたしはぜんぜん山らしくない」とは戊関係者さんにときどき言われるし、いちばんクレーム?!されやすいのは「わたしは暗くて自信がない。わたしはぜんぜんお日様なんかじゃない!」という丙関係者さんからの異議申し立てかもしれません。

またそのうち。

7/05-10 六十干支の風景巡り・天天シリーズ