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【再録】2011/02/04・水星考☆フレディ・マーキュリー命名の由来を妄想する

2011年2月4日、大昔のブログからそのまんま転載です。って、ことはまだ「天海玉紀」になる前のものですな。素朴だなー。恥ずかしいけどそのまんまでいってみよう!


ここんところ水星(マーキュリー)について考えています。

● Hermes(エルメス)命名の由来って、ギリシア神話のヘルメスなんだろなー。オリュンポス十二神の一柱。旅人、泥棒、商業、羊飼いの守護神。神々の伝令役を務める。能弁、体育技能、眠り、夢の神とも言われる。

● フレディ・マーキュリー命名の由来って、双子座か乙女座の生まれって予測!マーキュリー=水星。水星はコミュニケーション、表現、伝達などの領域を司り、双子座と乙女座を支配すると考えられている。

ついついQueenの検索とか始めちゃったりして…

おー!『オペラ座の夜』のジャケット、美しい♪(QUEENの4枚目のアルバム/1975年発売)

このイラストのコンセプトはこんなかんじだそうです。

真ん中に図案化したアルファベットのQの文字を配し、一番上に白鳥、その下にブライアン・メイの誕生星座である蟹、Qの両側にはロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンの星座である獅子を配し、フレディの乙女座から妖精も加えたロゴマークをデザインした。

フレディを双子座って書いてるサイトもあったけど、乙女だと思いますよ~。人間が2人居るのはデザイン上の都合でしょうか。または「ダブルボディサイン」?(いや、乙女は柔軟宮だけどダブルボディサインではないとおもうが、どうなの?!)

というかんじで、今の私のアタマは、フレディ・マーキュリー、でいっぱいです。

Freddie Mercury, 1946年9月5日 – 1991年11月24日
彼の出生チャートを覗いてみました。やはりフレディさん、乙女座の生まれです。(太陽・水星/乙女)

水星とはなんとも不思議な星でございまして…水星は太陽のすぐそばをくるくると早いスピードで回ることからの連想か、情報を伝達する星、速さ、機敏さ、流通、転じて狡賢さ、などの意味付けがなされている星であります。

水星=マーキュリーって、つまりギリシア神話ではヘルメスという神様なんですが、なにせこの神様「商人と盗人の神」でございます。あるときは、冒険に旅立つ英雄たちに武器や知恵を分け与える賢者として、さらにはあらゆる神々の使いとして活躍し、といえば聞こえがいいですが、時にはゼウスさん(といういちばん偉い神様)の浮気の手伝いやら後始末まで!冥界とこの世界を行き来する死者の霊魂の案内役としても活躍されたご様子。

なかなか…やり手なんだねぇ。水星さんって。なんというか、次に何をしでかすかわからない、トリックスター的な存在。境界を越えて行くことができる資質なんでしょうなー。おそらく。

水星が本来の性質通り、ストレートに強く働いてる人は、よく喋り、よく書き、くるくると動き、時に神経過敏でぶっ倒れたり(笑)するでしょう。といっても、水星さんが、どんな風にどんな場所で働いているかは人それぞれです。わりとのんびりしてたり、もっとおおらかで懐の深い水星さんたちもいますね。

フレディさんが、なんでご自分に「マーキュリー」って命名したのかは、なんとも興味深いところです。エピソード知りたいなぁ。あ、こんな考察をなさってる方もいらっしゃった。「フレディの持ってる短いマイクスタンドは、ヘルメスの杖である!」ですって。おもしろい。

ヘルメスの杖
http://yuuki-rinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-86d3.html

フレディ・マーキュリー
1946年9月5日(タンザニア・ザンジバル生)

チャートを開けたとたん、へえーーー!!! と思いました。みごとにソフトアスペクト(いわゆる吉角)ばっかりです。太陽(人生のテーマ)と、水星(表現のスタイル)は乙女。超マニアックなこだわり感、自分高めます!感が、びしびしと伝わってきます。

中でもとりわけ目立つのは、天秤での天体集中。海王星、火星、木星、金星の4星が、天秤でどどーんと輝いています。海王星は形無くどこまでも広がる不思議な世界。水っぽい人気商売に最適。火星はそこに注ぐ自分のチャレンジ精神。燃やして突き進むエネルギー。木星は世の中のスポットライトを集める。名誉やお金をどんどん広げる。金星はそれを自ら貪欲に楽しみ、味わい、輝く。(金星は天秤の支配星でもあるしね)そういったパーツがどどーんといっしょになっています。なんとまぁ「社交界の華!」とでもいうような派手さ華々しさ。

その天秤座天体集合に、双子の天王星がトラインしている。これまた実にシャープで、電撃的なスポットライトじゃありませんか。なんとも派手だー!華やかだー!生まれながらのスター性が感じられます。

乙女の自分磨き気質+この天秤と双子の風のトラインのセットを見ているだけでも、あの特異な自分スタイルを生涯びしーっと貫いていくにあたっては、クールに計算され尽くされた演出や美意識が強烈に流れていたんだろうな~と、想像が膨らみます。

乙女にある太陽と水星は、自分をより磨き上げて行くことに対して、究極のストイックな努力を積み上げて積み上げて積み上げていたことでしょう。自分が作り上げたものが、自分の計算どおりにいったときの爽快感みたいな。そういった資質は、明らかに水星(マーキュリー)の領域のように思います。

興味深いことにフレディさん、風エレメントが5で、水エレメント無し。風は知性、水は感情。強い知性や理性の力、そして、おそらく自分の中にあまり無かったからこそ、豊かな感情を過補償のように強く求めて求めて、それを得たのかもしれない。これは単なる私の想像に過ぎませんが。そんな気がします。

緻密な計算に裏付けられた豊かな表現だったからこそ、いまでも変わらず世界中の人の心を強く揺さぶる歌、音楽として、記憶に残っているのでは。そんな気がしてなりません。

2011年2月4日記


その後、2014年にはまた同じようなことを書いています。

【再録】2014/08/19 水星海王星オポジションの日

そしてまた、2018年にも書くのです。