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冬至年筮の巻・2017年の年運鑑定(3)

体験日:2016年12月21日

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2015年冬至、わたしが引いた卦は「山雷頤(さんらいい)」でした。
三爻:拂頤、貞凶。十年勿用。无攸利(やしないにもとる。ただしけれどもきょう。じゅうねんもちうるなかれ。よろしきところなし)

2016年冬至、わたしが引いた卦は「地風升(ちふうしょう)」でした。
上爻:冥升。利于不息之貞。(めいしょうす。やまざるのていによろし。)


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「地風升」そのものは、じっくり着実な上昇の様子を意味していて、たいへんよろこばしい卦です。爻辞もあっさりと短くシンプルです。

「しっかり丁寧に時間をかけて、確実に足場を固めながら、頑張ってのぼりましょう」的なかんじですね。

ただし、わたしが引いたのは上爻です。地風升はこれから上昇する卦なのに、もうすでにいちばん上まできてしまっている。これ以上の伸びしろがないようだ。

爻辞にある「冥升」とは「暗闇を進む」「これ以上もう昇るあてがない」という意味でしょう。これまでは、とにかく目的も行き先も、なにも考えずにただただ目の前のできることを積み重ねてきましたが、たぶん2017年は、それだけではこの先の道に迷うことになるのかもしれません。「ここまでとにかくなりふりかまわず、必死に努力してきているけど、さぁ、この先はいったいどうすればいいのだろう?」という問いが目の前に突きつけられています。

2016-12-22-08-57-57ほんものの風のように勝手に吹きまくって、あっといまに勝手に去っていくのが、そもそものわたしの性には合っています。

でも、地風升の風は、芽からゆっくり時間をかけて育った大樹で象徴されているのでした。根を張って育ってしまった木だから、簡単に移動したり、あっさり辞めることも、いきなりいなくなることもできない。

「いついなくなるかわからない、いつやめるかわからない。いつ別れるかわからない。いつまで続くかわからない」常にそう考えていることで、精神衛生を保っているところがあります。20代前半すでに「どうせすぐ辞めるだろうから、新卒の就職活動はしない」「どうせすぐ離婚するんだろうから誰と結婚しても無駄無駄」と言っていました。(ひどいな…www)

それなのに、いつのまにか同じ場所にずっと住んで、ずっと同じ場所にいて、ずっと同じ仕事を長く続けることになっていました。そしてもうたぶんこの道からは、そうそう簡単には降りられないことにも気がついています。(いまさらどこの会社もわたしを従業員として雇ってくれないですしね…orz)結局この道を選んで歩いてきたのは他ならぬ自分ですし、意外と楽しいしおもしろいのは確かです。たいへんですけど。きちんと正面から引き受ける以外にありません。

そしてもうひとつ。「とりあえず目の前に来た電車に乗ってみる」のがオススメの身弱系の方々とは違って、わたしはジャングルを切り開いて線路を引いたり、なにもない荒れ地に街を作ったりしなきゃならないのでございます。その手間やエネルギーを出し惜しんでなにもしなければ、結局あちこちで暴れて他所様にあれこれご迷惑をおかけすることになるでしょう。

というわけでの「冥升」。暗闇を行くのも上等でございましょうよ。走らずにいられない。行方も知らず。2017年に限らず、そもそもわたしの人生は「夜を往け」なのです。←(中島みゆきに心酔していた小学生はわたし!)2017年は、暗闇暴走族だ。


※ おまけ(占星術クラスタのみなさまのご参考までに)

chart_197106200507わたしのホロスコープは、牡牛月が11ハウスで魚MCと綺麗にセクスタイルです。いわゆる平和で生産的なソフトアスペクトはここだけ。(あとは、金星△天王星トライン…orz)

たぶん、わたしがいまの治療&占いのお仕事をずーーーーっと同じ場所で安定的に続けているのは、この月とMCとの組み合わせが無自覚に自動的に働いているからと思われます。

ただし、太陽・水星・金星・土星はすべて12ハウスで双子です。安定は退屈。安定は退廃。安定はつまらない。無!世界は無だよ。すべては幻。すべては無くなる。もっとロックに生きたい!無秩序アナーキー憧れ!

しかし結局のところわたしの現実は牡牛月で回っているのです。ああなんともつまらん。寝る。そういう仕組みで日々をやりくりしています。