金曜の午前中は、ウラナイトナカイにて「算命学命式データ研究チーム」第二回・発表会を執り行いました。(なーんつて。大袈裟ねw)
テーマ設定は参加メンバーにぜんぶお任せしたところ、今回のテーマは「スポーツ選手」でした。おそらく、個人競技と団体競技と両方選んだのでしょうか? 取り上げられたのは、サッカー選手(歴代日本代表チーム)、プロゴルファー(男性/女性)、相撲力士、競馬騎手、ということで、アマチュアスポーツではなく、プロスポーツ分野が揃いました。
おかげさまで、今回もさまざまな発見がありました。ざっと要点だけひろってみます。なにせわたしの脳内記憶まとめなので、だいたい、でありますよ。実際は4名の発表者が交代で、全部で3時間かけてじっくりしゃべっているので、ほんのいちぶをちょっぴりご紹介です。
「サッカー選手には、あまり偏った個性的な命式の人はいない → 規則や規律をきちんと守り、周囲とのコミュニケーションがしっかりできる常識人であることが求められるのでは?」
「海外にでてもばっちり活躍できる選手は、運動能力や技術だけでなく、外国語を習得する知力や、コミュニケーション能力が優れている」
「プロゴルファーは、男性と女性では命式の特徴が全く異なる!」
「男性ゴルファーは乙女座が多い。細かく神経質な人が多いのか?」
「強い日本人力士は、司禄星パラダイス☆」←発表メンバーの表現そのまんま♪
「日本人力士と、外国人力士とを比べると、命式の特徴がまるっきり異なる!」(朝青龍関は超アタマが良さそうで、他の力士たちとまるっきり特性が異なっていたのが衝撃的!)
「競馬騎手で天才型と呼ばれるタイプは、車騎星優位の人が圧倒的に多い(あとは龍高星)」
「同じ車騎星でも、いわゆる不良型になる人と、優等生型になる人の違い」←あーこれは時間切れで説明しきれなかった。ごめん!
教科書的には、「スポーツ=車騎星」とか読むわけですが、どう考えてもそれだけでは説明がつきません。(中心星や効いてる星がなんだろうと、あらゆる職業には、あらゆる星の人がいると思いますよ)
日本人力士に、なぜ司禄星があんなに(本当に多かった!!!)多いのかを、あれこれみんなで討論したんです。だって「司禄星=力士」だなんて、通常の算命学の枠組みからは誰も思いつかないでしょうから。このあたりをあれこれ考察するだけで、軽く数十分はしゃべれそうですなぁ〜w (ちなみに、参考までに見せてもらった内館牧子さんの命式も特徴的でした。今度はデーモン木暮閣下や、やくみつるさんのもみてみようっと)
いろいろ話は尽きないのですが、この日ここまで見た限りでは、プロスポーツで長く活躍するには、身強よりむしろ身弱型のほうが有利なのでは? という話になりました。つまり、純粋に「競い合う」というだけの要素ではなく、お金や利害が関わるプロならではの事情として、スポンサーや、周囲の要望に合わせていく柔軟性があったほうがいいからでは? などと想像が膨らみます。
もちろん身強型の人はどの分野にもいますし、優れた記録や成績を残している人も当然いらっしゃいます。でも、たぶん、あらかじめ決められたルールや枠組み、周囲からの要望や条件のある世界より、実業界とか芸能界のようなルールがあいまいな世界のほうが、身強型は強いんじゃないかな。なーんて、これは私の脳内予想です。
と、ここまで書いたところで、福永祐一騎手が落馬で重傷、というニュースをみました。なんと。。。かなりショッキングなニュースです。
ちょうどきのうわたしが取り上げたサンプルの筆頭が、天才騎手・福永洋一(父)と息子である福永祐一親子の命式だったのです。(どちらも射手太陽で、常人離れしたもの凄いチャートでもあります)
福永洋一 1948.12.18
丁 甲 戊
丑 子 子
( 申酉 )天中殺
*** | 調舒星 | 天馳星
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禄存星 | 車騎星 | 車騎星
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天庫星 | 玉堂星 | 天馳星
伝説の天才ジョッキー。W車騎星とW天馳星の組み合わせは、誰も叶わないスピードで駆けぬけた天才にふさわしい。調舒星+玉堂星は、感性と理性のコンビネーション。歩く競馬四季報と呼ばれた緻密なデータ記憶と、理屈ではない鋭い直感とを合わせ持つことを示す。
福永祐一 1976.12.09
乙 庚 丙
未 子 辰
( 辰巳 )天中殺
*** | *調舒星 | *天南星
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鳳閣星 | 龍高星 | *貫索星
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天印星 | 牽牛星 | 天胡星
* 生年中殺あり
悲運の天才ジョッキーの息子として生まれ、家系からのはみ出し運(辰巳)+親縁薄い(生年中殺)でありながら、父と同じ職業を選び、第一線で活躍し続けること自体に、運命を受け入れて波に乗る覚悟、並々ならぬ強靭な精神力、強運を感じさせられる。
福永祐一さんは、乙未日のお生まれ。今年はなにか大きな賞を取るとか、ターニングポイントになるかな?と先日、命式をじっくりと読みながら、あれこれ考えていたところでした。西洋占星術だったら、来年はちょうど射手の天体集合に土星がかかってくる時期ですし、試練でもあり、次なるステップへの足場固めとなる重要な時期、を迎えられるのだろうと思います。
リアルな人のチャートや命式を読む限り、必ずそのうしろには環境や背景があります。全体的な傾向としてのデータと、それぞれの事情やドラマ、どちらにも目配りできる、より立体的で深い読みができるように、これからも精進していくつもりです。