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7の秘密

こんなに長らく留守にしたことはありませんでした。おひさしぶりです。
どんなふうに暮らしていたかは、チラリとこのあたりでご覧いただけます。

認知症の高齢犬を介護しながら、高齢でステージ4の膵臓がん患者とひとりで生活できない高齢者を抱えて、なかなかの修羅場でございました。正確に言えば、その状態は現在まだまだ進行中なのですが、10月中旬にわたしが「もう無理!自殺するしかないな!」とギブアップしたので、高齢犬を老犬ホームに預かってもらうことになり、だいぶ楽になりました。

とはいえ、3時間連続で寝られたらラッキー!みたいな生活が長らく続いていたうえに、更年期にもバッチリぶつかっているので、肉体的なダメージがなかなか凄まじいです。わたしは敏感でもないし、虚弱でもないし、病弱でもなく、むしろ頑健なはずなんですが、それでもヨボヨボです。ぜんぜん治らない。とにかく睡眠はだいじ。本当に大事。

例年ならこの時期は年運鑑定のご依頼をたくさん頂いてバッチバチに忙しいはずですが、病気の老人たちがいつ具合が悪くなるかもわからず、わたし自身もちょっと動くと息切れするし、日々雑用が大量にあるし、そもそも仕事をするための仕組みが全部崩壊しているので、それを立て直すだけでめまいが… みたいなかんじです。

そんなかんじで、お返事できてないものもたくさんあるし、ご依頼いただいてもぜんぶお断りしていて本当に申し訳ないのですが、とにかくごめんなさいとしか言いようがありません。とりあえずは崩壊したしくみを少しずつお掃除して復活させるところからです。廃墟を復活させるのは死ぬほど大変なんですが、がんばるるる。

ということで、きょうはインナーチャイルドカードのお話です。
きょうはひさしぶりに翡翠先生がお越しくださって、ふたりでインナーチャイルドカードのリーディングをしていました。

↑ 翡翠先生のレポはこちら。

そうなんです。もう何年前?翡翠先生が日本語教師の学校に通おうとしていた頃?に引いた「フェアリーゴッドマザー」が、きょうまた再び現れたのです。わー!おひさしぶり。おひさしぶり!だったのです。

同じカードでも、時を超えて、状況が違えば、またぜんぜん違うメッセージになります。今日の時点ではまだこのフェアリーゴッドマザーのカードが翡翠先生になにを伝えているかははっきりわかりません。

そのときすぐにぜんぶわからなくてもいいのです。ぜんぶ綺麗に説明しきるよりも、むしろ「これなんだろう?」と、ちょっと不思議だったり、少し違和感があるくらいのところに鍵はあるでしょう。

ということで、この続きがどうなるかは、また来年!乞うご期待!なのです。

翡翠先生が来る前に、わたしは自分で自分の分を引きました。

これは左から「大アルカナ→コートカード→数札」と分けて、そこから一枚ずつ引いています。
テーマは「いまから来年の3月アタマくらいまでの指針」としたんですが、あっ!とびっくり。

10月28日のイベントで、夏瀬杏子先生に透視?イメージ画を描いてもらったのですが、そのときの絵はまさにこれ。インナーチャイルドカードのワンドの7、そのまんまじゃん。という絵でした。

これは「リトリート」のカードです。あーあーあー。そうだね。ものすごく疲れているのだね。引きこもって休まないとダメだね。とそのとき話して「寝ます。ひたすら寝ます」と希望を申し述べたのです。

しかーし、そのあと両親が同時に急病になりそれぞれ遠くの病院に入院し、ようやく退院してくる頃に疲れが限界に達してわたしはインフルエンザになってダウンする、というさんざんな11月を過ごしたのでした。リトリートどころか、よけいにボロボロじゃん!というしょーもない展開。

で、そのときのおなじ「ワンドの7」が出ているから、まだこの宿題は終わっていないということでしょう。

カードの後ろに置いた紙は、お客様にお出ししている年運メニュー用のモノなので「この一年」ってなってるけど、期間は自分で決めたらいいです。今回わたしの場合は、2.5ヶ月くらいの展望、ですね。

でもってもうひとつ。先日、甘夏先生がUPしていた「インナーチャイルドカードでアファーメーション」を真似してみたんです。

その時の2枚の記録が、これです。どん。

ありゃ?クリスタルのガーディアン、2日前に引いたのがそのまんま今日もまたお出ましになったってことですね。あ、そうですよね。はい。つながってますもんね。

いまはもうこの地球を抱えてる姿が重くて腰が痛くてしんど…としか見えません。

毎日毎日、一日中ずーっと13kgのお犬様を抱っこして、そのまま階段を何度も何度も上り下りして、灼熱の廊下を徘徊するのをえんえんとお付き合いして、寝不足で、腰が痛くて腰が痛くて、はい。それはわたしです。

もうちょっと即物的でない読み方をするなら、人の生き死にに直接関係するようなめんどくさい手続きとか難しい書類とかが山のようにあって、それをひとつずつ片付けていくの疲れる。ほんとめんどくさい。

要するにもう、犬のオムツを替えるとか老人たちにご飯を食べさせるとかそういうあれこれに意識も肉体も完全に侵食されてしまって、これまでのように占いをするノーミソが廃墟になりかけてたんですね、ずっと。

そういわずに、ファイヤー燃やしていけよ。って言われてるのがこの並び。
ということを踏まえて、今日の並びをもういちど点検してみます。

ふむ。大アルカナは「ピーターパン」なんですが、個人的にわたしこのカードは自分ではほとんど引き当てたことがないのです。そう。「ピーターパン」は、もっとそういうのが得意な他の誰かのためのカード、みたいな感覚でした。が、いまここでこれかーーー。ちょっと頭を抱えたくなるような気分になります。

ピーターパンといえば、ネバーランド。非現実の世界ですね。誰もが子どもの頃はそこへの通路を持っているけど、だんだん大人になるにつれてそれを忘れて、それをなかったことにしてしまうような不思議な世界。このカードを見ると、そういうロマンと目の前の現実のバランスのことを考えずにはいられません。

そして、こうやってこの3枚を並べると「あ、7が隠れテーマだな」とわかります。

インナーチャイルドカードの「ピーターパン」のカードは、タロットカードなら「戦車」で、つまり大アルカナの7番なのです。そして、数札はワンドの7。3枚引きで2枚も「7」が出たら、めっちゃ強調されてる!わけです。

7は、奇数。基本的には、外に向かうのが奇数ではありますが、インナーチャイルドカードの数札7には、とてもわかりやすい特徴があります。ちょっとみてみましょう。

上段に並べたのが小アルカナ数札の7シリーズです。
左から、ハート(カップ)の7、ワンドの7、クリスタル(コイン)の7、ソードの7です。

どれも登場人物がひとりです。周りと距離をとって、ひとり静かに過ごしていて、意識はおそらく自分の内側に向かっています。外界に向かって具体的に行動するよりも、瞑想したり、休息をしたり、来たる日に向けて準備をしたり、なにか文書をしたためたり、いまはそういうときだよ、というメッセージが込められているのでしょう。

そして、大アルカナの7は、ピーターパン。
確かにピーターパンはアクティブで勢いがあって、若々しくフレッシュでダイナミックだけれど、それは現実世界ではなく、夢やロマンの世界での冒険の話です。

この辺りのメッセージは、タロットの7とはだいぶ味わいが異なります。
ちょっと眺めてみましょうか。

ライダー版の小アルカナ数札7を並べてみました。なんというか「うん。頑張ってるよね。わかるよ。でもなんかちょっと、パッとしないよね」とでも言いたくなるシリーズではありませんか。ざんねん組、みたいな。それはちょっと悲しい。

ということで、いまのわたしは「ざんねーん」な7ではなく、インナートリップとしての7を実践したいとおもっています。

あまりにも現実に追いまくられていて、そして「地球を抱えてるクリスタルのガーディアン」が出てる時点でそこからはまだ逃れられないのですが、それでも「7」をやってごらん。と言われているとはっきり感じます。

焦らずにこのあたりの水脈を時間をかけて丁寧に粘って深められれば、占い師としての寿命はまだ尽きることはないのではないかな、といううすぼんやりした予感があります。個人的な話は、そんなかんじです。

さて、12月17日(日)14時より、YouTubeライブを予定しています。

はじめてのインナーチャイルドカード

タロット占い師としてすでにプロ活動中のお二人の先生をお迎えして「はじめてのインナーチャイルドカード」と題してお送りします。ぜひご覧ください。

先月お送りしたこちらは、2時間超のロングバージョンですが、たくさんの方にご覧いただいています。みずまち先生&甘夏先生というダブル豪華ゲストでお届けした特別版です。

ということで、まだしばらくは個人セッションするよりこういう配信をしながら、リハビリしていきます。長らくお待ちくださっているみなさまにはまことに申し訳ありません。

今年はこのブログは休眠状態でしたが、ソロ活占い師のnoteをだいぶたくさん更新しましたので、そちらも併せてご覧いただけると嬉しいです。