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「未来を夢見て」考えすぎる人たち

先日の「生き方レボリューション・暮らし編」では、時期読みについてざっくりお話ししたのですが、今年は「戊戌」と土が重なっている年(さらに戌は火生土でもあるので、ますます土が強まる)+専気干支がずーっと巡るので、人によって良い悪いのコントラストがはっきり出やすい時期であります。

例えば今年は、2月甲寅→3月乙卯→4月丙辰→5月丁巳→6月戊午→7月己未(イマココ)さらにつづきます。8月庚申→9月辛酉→10月壬戌→11月癸亥、うむ。なかなか激しいですね。

この6月7月は特に「土はもう要らん!」という人たちにはお腹いっぱいだったでしょうし、これから8月9月は「金はこれ以上要らん!」という方々にとってはちょっと要注意の巡りだということです。

はい。ざっくりいえば、柘榴先生のような金性生まれ(庚や辛)の人たちは、いまは「未来を夢見て」が時期の巡りで多くなっているので、あれこれ自分の内側で考えたり調べたりすることにエネルギーが向きやすい。さらにこれからの二ヶ月は「自分を大事に」が増えるので、やりたいことはいろいろあるけど…(じゃあいったいどうやるの?)という話になる人が多いでしょう。

この図は火性生まれの人のですけど、要するに仕組みは同じです。健康で生き生きした生活のためには、自分の日干の次の五行へエネルギーを流していくことが大事。

「自分だいじに」が強くなりすぎている時は特に、いかにうまく「いまをいきる」の状態を意識的に保つかがだいじです。つまり目の前のことに集中したり、考えるよりまず試しにやってみることを心がけることが大切になってきます。

その場合はこういう図になりますね。

人の顔色ばっかり見てしまう人、社会の尺度にあわせることばかりにいっしょうけんめいでふと「わたしってなに」と疲れ果ててしまう人はこういう図になることが多いです。

それでも、こんな記事を丁寧に読んでくださるようなタイプに圧倒的に多いのはこちら。「何故生きているのか?」「生きていることの意味は」とか考える人が多い。現実よりも理念理想、思想、物事の本質とはなにか、形あるものの裏側かどこかにある形のないことに関心を寄せる人たち。

そうです。考えすぎる人たち。「そんなに悩んでる時間とエネルギーがあるなら、まずはやってみればいいのに」とあちこちで言われていることと思います。「でも…」とだいたい言われるのですよ。考えるだけなら無限だ。イマジネーションに限界はない(たぶん)。でも、現実は物質的な制約や、社会的なルールとしての制約だらけです。そんなのぜんぜんそそられない。そんなのぜんぜんおもしろくない。(と、わたしはそうおもうことが少なくないです。)

ええ。なにごともバランスが大事。そういうことです。

「今を生きる」が強い夏瀬先生からの貴重なコメントはこちら!そうですね。「今を生きる」が強い人は、次から次へといろいろやりっぱなしになることが多いです。でも、別にそれが悪いとは言わないですよ。ただ、それが悩みならそれなりの対処方法はあります。つまり次の段階「豊かな暮らし」つまり結果を出すとか、蓄積するとか、人間関係のしがらみをうまく利用しながら維持していくとか、そういうことが必要になります。

でも「豊かな暮らし」と「きちんとがんばる」は、社会でちゃんと生きてる人はもともとそこが弱くてもそれなりに後天的に学習してやってることがほとんどです。そこが好きかどうか、そこにやりがいや喜びを感じるかどうかはまた別としてですが。

なんといいますか「めんどくさい」というワードが、お客様やtwitterのタイムラインに散見されたので、ひとこといいたくなった。

いやもう本当にこんなに暑いとなにもかもがめんどくさくなりません?

私自身は、生きてるってのはつまり釈迦もおっしゃってるように「一切苦」でしょう?という前提で物を考えるようにしています。いいこともあればわるいこともある。ずーっといいことがつづくわけではなく、ずーっとわるいことがつづくわけでもない。みたいに。

ということで、しばらくは「ぐるぐるまわる」ということにフォーカスしながら、いろんな企画を作っていくつもりです。とか考えながらこちらのお店日記を書きました。

2018/08/03「型」を破る〜守・破・離