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相生・相剋・比和

Twitterつぶやきをそのまんま記事にするの巻。

ブログはある程度まとまった時間があるときにPCからじゃないと書けないワタクシですが、Twitterはなんかあったときやテキトーな空き時間にスマホから打ってます。

ここまでは、中心が東を剋しているタイプの「相剋型」の人の話でございます。(東が中央を剋すタイプの人はまた違った出方をしますが今回は割愛)

でもって、いちおう全体に目配りして(これでもいちおうちょっとはいろいろ考えているのだよ…)、相生と比和についても追加情報を投下。

「じゃあ相剋がないわたしには才能がないんですか!?」というご質問も頻出しますが、そんなことはないです。ごく単純に算命のルールだと、相剋型の人が常に葛藤を感じるような体験をして磨く能力=才能と定義してる、ってことです。

相剋型の人たちが、矛盾した要素を両立させようとして四苦八苦するのに対して、相生型や比和型の人は、基本的に自己完結&自己充足的であることが多いです。占星術でいうところの、ハードアスペクト型とソフトアスペクト型、にちょっと似ています。比和はステリウムみたいな。といっても、必ずしも実際に一致するわけでもありませんが。

比和型や相生型の人は、もともと自分のスタイルがはっきりしているので(さらに無自覚なのでよけいに)その型を壊しにくい。だから、運の巡りで自分を壊す(剋すとかバランスを乱す)ものがやってきたときや、自分とは全く違った性質を持った人と深く関わるときなどに、理解しがたさや辛さを感じることも多々有るようです。

あるあるシチュエーション。生まれ持った性質が偏り型(比和たくさん)や、相生型の人であっても、生きてるうちにいろんな性質の10年毎の大運が回ってきますし、もっと細かく年運だったら自分が持ってない性質も全部体験しますから「わたしは○○星は持ってないから関係ないわ♪」で一生済ますわけにはいかないです。

あまりこれまで大きな声で言わずにきたけれど、相生型の人は頑固で自分のペースを変えることを嫌うので、こちらの話が伝わりにくかったり、ご希望のツボにヒットすることができず、ご満足いただけないこともあるし、私としてはいろいろ気を使うことが多くて、実際に鑑定していてたいへん難しいと感じることがあります。(全員がそうではないのでそこらへんの事情や状況は想像しておくれ!)

そうです。そしてこれもそうなんです。これまであんまりお外で語ったり書いたりしなかった「あるあるエピソード」は、これだよ。これなんだよ。

自分が持ってない五行の性質(特に自分が剋する相手)を軽く見る、バカにする、イライラして腹が立つ、という現象はあまりにもしょっちゅうあちこちでみかけます。

最初から自分の中に相反する性質があれば、そういう場合も自分ダメだしになるだけですが、単に自分が慣れていない、なじみのない性質を他所様に投影して「あいつむかつく!」と他人や周りの人に腹をたててるケース、結構あると思いますよ。

これはもうちょっとたぶん詳しく説明したほうがいいんだろうな。またどこかで。

これはまた、自分を剋してくる性質の相手を疎ましく感じる、というのも同じ原理です。

ふだんから「相剋」の話を時間かけて力一杯説明するのは、だいたい「相談」というのは困ったことを話題にするからです。自覚的に「困った!辛い!」というテーマはほぼ確実に相剋由来です。

といってもですね、ご自分では打開策が見つからなくて長年にわたってこじれているご相談の問題多くは、無難で平和そうな「相生」の中に隠れている、なーんてこともあるあるです。

「相生」だから悩みない、はずはないです。「なんとなく頑張らなくてもうまいこと流れていってしまうので、これでいいのか、自分で選んでいないのでは?自分で努力していないのでは?と感じることが悩みです」というご相談もあります。

杏子先生は、鳳閣星3つの比和=偏り型のお生まれです。鳳閣星にとっていちばんの天敵、大の苦手は龍高星なんですね。直観的に俯瞰で物事の全体を捉えようとする鳳閣星と、どこまでも深く理由やロジックを追求しようとする龍高星は物事に対するベクトルが正反対です。

だからといって、苦手だからといって避けて通るわけにはいきません。杏子先生は、勉強をはじめた最初の頃から、とにかくいっしょうけんめいにすべての五行の性質と相生相剋の原理を理解するために、とにかく熱烈熱心にたくさんの人の命式を見て、実際のお話を伺って、とにかくたくさんの実例やリアルな実感を集めて、比較研究なさっています。

ちなみに先日は、知性派の龍高星レディと「わかりやすい話し方とは?」という話題で盛り上がりました。

龍高星・玉堂星系の方々は、だいたい話が長くて、メールも長い。これは「正確に話そう/伝えよう」となさるからこそ、とわたしは知っているのであまり口出ししない。(しかし場合によっては、ちゃんと全部は聞いていない事もある。すまん。許せ!)

でも、ふだんの生活や会話は正確性を求められる論文じゃないし、インパクトをもって人になにかを印象づけたかったら「感動した!!!」みたいに、短いフレーズで要点だけばしっと言ったほうがいいわけです。結局のところ他人が覚えてるのって、そういうことだけなんだよね。「感動した!!!」と言った小泉元首相は、鳳閣星だらけの人なんですよね、確かそうだ。短く、ばしっと、キャッチーに!

とか言ってますけど、調舒星もそういうの苦手なのですよ。わたしのブログも長くてすまん。。。みたいな話を、龍高星女子と延々としていたのであります。。。

というわけで、またわたしも話が長いので、話が長い人のダメ出しはぜんぜん言えないです。ごめんなさい。わたしの話の構成もダメダメ満点でございますな。ということでそろそろおしまいです。

昨年まで行っていた十大主星シリーズでも、いまの講座でも、グループでお話する機会を設けるとたいてい「自分の持ってない性質を持ってる方々のお声や意見が新鮮!」というご感想をいただきます。またこのあたり、ぼちぼち書けるといいなー。おわり。