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「天将星」に生まれて(2)

2016-04-03-mayoke

先日のウラナイトナカイは、おかげさまでほぼ途切れなくお客様が入れ替わり立ち変わりお越し下さって、たいへん賑やかに忙しく過ごさせていただきました。いつもながら、みなさまありがとうございます。

ところが! その前の週(3/25)はといいますと、ちーーーん… お客様ゼロでありました。そのときは、いくら頭の中がイベント準備でいっぱいで忙殺されてたと言っても、もうちょっとなんとかならないものか…阿佐ヶ谷に引っ越してから初めてゼロDAY…さしものわたしもちょっと凹んだ…orz あのね、「極端」なんですよ。なにもかもが。

「極端」そう。これはここしばらく続く非常に大切なキーワードなので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけるとたいへんありがたいです。よろしくです!

2016-04-02 21.55.57きょうは飲酒ブログなので(すみません。ビール飲んでしまった)支離滅裂&ちょっと難しい話です。込み入った話がめんどくさいひとはスルー推奨。

それじゃーいってみよう。

いわゆる「中年期」と言われるのは、この9マス命式の右下の欄のことです。(3つのマスには、ふだんわたしが使ってるような、わりと思い切った表現で、それぞれの説明書きをつけてみました。画像をご参照ください)

右下の欄に「天将星」とか「天禄星」というのがある人は、もれなく我が強い人とお考えください。(いや、我が強い、という意味だけなら、他にもいるが…きょうの話の都合上、そこは省略しとく)テクニカルな話をすれば、日干=自分の居場所がフィットしてしっかりしている。自分の根っこが強い、ということで、自分を応援してくれる応援団がいっぱいいるホームグラウンドで試合をしてるような感じでございます。

蛇足。「わたしはそんなに我が強くなんかありません!」というクレームをときどきいただきますが、そうやってわざわざ主張してくださる時点で、すでにじゅうぶんに「我」が強いとお思いになりませんこと?(ははは。ごめん。だってホントのことだろ?www)

2016-04-01-asagaya

自分の根っこが強いと、いろんなことが現実化しやすいです。というよりたぶん、自分の思いを現実でなんとか形にせずにはいられない、というのが正確なところでしょう。

絶対たどり着けないようなところに行きたくなったら「なんとしてもあそこに行く!」と決めて、荒野を開拓して、そこに獣道を通して、道路を作って、鉄道を敷くんです。

まぁでもだいたいこういう人たちは、自分の力だけではそうそう実現しそうもない、壮大なことばかりを考えてるから、そう簡単には理想を実現できない。何度も何度も挫折して悶々としたり、馬鹿者扱いされたり、ただただ思いつめて自分の心や体壊してたり、まわりを振り回して迷惑をかけたりするんですよ。(ああ、胸が痛い。それはわたしの過去の姿…)

昨日の記事の中で、非常に貴重なサンプルさん(玉堂星 vs 調舒星) になってくださった樹さんの命式には、もうひとつ複雑な事情があります。樹さんは、中年期(右下の欄)に天将星をお持ちです。基本的なセオリー通りに「じゃあ、ばりばりと自分の夢や理想を実現すべく頑張りましょう!」って読んでいい、とおもいます。それはそのとおりだ。まちがってないです。

でもね、玉堂星と調舒星って、どっちも精神性の星って呼ばれていることを覚えていますか?どこまでもどこまでも、ああでもない、こうでもない、と果てしなく思索を巡らせたり、緻密な脳内シュミレーションを組み上げたり、ふわふわと形のないイマジネーションの世界に浸ったり、ひとりの時間を愛し、ぴかっ☆とインスピレーションを受け取ったり、そういうことが得意なのが精神性の星、です。

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いわゆる「強い星」の持ち主にすべからく求められるように、しゃかりきになって予算を組んで、計画を立てて、汗水流して自ら手を汚して努力したり、みんなの分までずっしりと責任を背負ったり、何が何でも夢を現実に形にしようとするなんてことには、玉堂星も調舒星もどちらも関心が薄いです。というか、苦手!そのもの。

どちらの星も「だって、現実?え?それはちょっと…」っていうでしょう。理念や想念の純粋性こそが最も大切で、泥臭く生々しい現実は苦手なのです。そういうことにはできれば関わりたくない、そういうことはなるべくみたくない、とでもいまにも言いだしそうな性質です。

(いわゆる精神性の星(龍高・玉堂、鳳閣・調舒)ばかり持ってる人たちに嫌がらせしたいなら「ふーん、それはすごいね(棒読み)。ぜひやってみたら?いくらかかるの?誰がやるの?いつやるの?どうやるの?」って尋ねてみるといいですよ。にっこり♪)

つまり、精神性の星と、現実でばりばりと成果を上げていく従星の組み合わせは、大いに自己矛盾が起きやすい、のです。(これがきょうの要点)

というわけで、樹さんの戸惑いや迷いは、二重三重に命式のいろんなところから想像できます。(他にも要素ありますがそれは内緒!)でもさ、そもそもこの現代の東京で、お子さんを4人産んで育てて、さらに新しくお仕事も!という時点で、並々ならぬ根性とバイタリティの持ち主であることはもうはっきりしてるじゃありませんか。すごい。すごすぎる。樹さんのこれからのブレイク、たのしみにみんなでお待ちしましょう♪

(ちなみに、当然ながら逆の組み合わせもあります。現実性の星と、形のない世界でこそ輝く従星の組み合わせを持つ方々もいらっしゃいます。そのうちもしちょうどいいサンプルさんが現れてくださったら書きましょう)

なーんって、おどろおどろしく書きましたけど、みなさま、そんなにおびえなくって大丈夫です。(すまん!)安心してください。このくらいの矛盾なら、誰しもたいてい誰もが抱えています。そこらへんの細かい事情は、個人鑑定で拝見しています。ここで説明しきるのは無理。

だいたい、わたしとしては、お仕事がらみのご相談なら特に、主星がなんであれ、まずは従星(天将星とか、天胡性とか)の意味や生き方にチャレンジする(またはそのまんま生かす)ことを強くお勧めします。きちんと現実を動かして、自分の人生に反映させたいなら、自分の気持ちや希望よりも、まずは現実を動かしやすいパーツから具体的に取り組んだほうが近道だと考えるからです。

そういうところは、わたしは徹底的に現実的です。なんといっても「天将星」を引き受けて生きることにしたので、精一杯のちからで、ほんのわずかでもいいから、目の前の現実を動かしてみたい。それが課題であり、喜びです。このからだがあるかぎり、この地上で生きるのです。それだけです。

いまわたしは豊橋にいます。明日は「前のめりに踊る!天将星の会」本番です。わくわくするやら、ガラにもなくキンチョーします。あまりにも常識破りで型破り、かつチャーミングで優秀なメンバー揃いで、いったいどんな会になるんでしょうね。

山が動いて、海が割れるかな(笑
レポします。どうぞおたのしみに!

このまえ書いたのはこちら!
「天将星」に生まれて →★