「己亥(つちのとい)」2019年予測ちらりと

11月7日が立冬でした。ここから亥月。来年は亥年。世の中のカレンダーはさておき、このあたりが今年のいちばんのハイライトとでも言えるような天体移動がここのところ続けておこり、暦も空模様も「すでに来年にIN!」とでもいうような様相でございます。十二支でみる季節の流れからも大きく眺めると、ここから2021年の前半あたりまで「水」の性質を強く帯びた時期が続きます。

陰陽五行で言えば、冬は「水」の季節。水は常に流れ続け、時には凍り、霧になったり雲になったり、小川になったり雪になったりして、形を変えながらぐるぐると循環し続けます。じっと止まって淀んだ水はダメ。適度な量でほどよく循環すれば、命の水として生命を育みますし、時には荒々しく激しく暴れることもある、神秘的で得体のしれない存在でもあります。

2019年は「己亥(つちのとい)」の年です。大地(己)の下に、激しい水の流れ(亥)が潜んでいるような状態です。

今年と同じ「土」の性質を帯びてはいるものの、今年の「戊戌」が重なる山々の象徴で不動で保守的な気質なのに比べて、来年はだいぶ流動的で変化の多い(ある意味とても不安定で予測のつかない)年になると予測されます。来年5月に決定している改元(天皇退位と新天皇の即位)をはじめ、社会の大きな変動があると考えておいたほうが良さそうです。

五行の組み合わせとしては、土剋水。上のもの(天干)が下のもの(地支)を剋する組み合わせです。わたしは、上から変なもの嫌なものが降ってこないといいな、と願う「下のもの」です。

己は大地、その下に激しく流れる水(亥)があるということは、地面はぐしゃぐしゃで水と泥まみれになっていると読みます。カオスです。混沌。ですから、来年は足元がよくみえない、足元が柔らかくて不安定な時代とにかく足元が不安定です。いきなり走ると転びますよ。足元にはくれぐれもご注意!です。なんてったって「無路」と呼ばれるのが「己亥:ですからね。

しかしながら、大地と水は命を育む源でもあります。うまくすれば、そこから次世代の新しい芽が出てくる萌芽を感じることもできるでしょう。命を育むために、土には「適度な」水が必要です。形のあるものと形をどんどん変えるものが組み合わさって、新しい命が生まれるのでしょう。

ざっくりとした分類で、大きく影響を受けそうな方々の条件をざっと脳内シュミレーションで並べてみます。順不同。全体的に、水気が増えると嬉しい人にはほっと息をつけるでしょう。水が多いとダメな人はしばらく辛抱が続きます。土の人は独り占めや一人勝ちを狙うのは決してお勧めできません。

○ 「己亥」がある(60歳になる方含)
→ 自分の在り方や生き方を再確認する時。そのままでOKならそのまま。変化が必要ならなにかある。

● 地支に「巳」がある(思いがけない急な出来事?)
→ 特に「乙巳」「癸巳」は、居場所や考え方などに急激な変化を迫られる?
→ 特に「己巳」は、現実がどんどん変化するのに、気持ちがなかなか追いつかないかも(30歳になる方含)

※ 亥と巳は水と火のオポジション。ばっと水蒸気が上がるような激しいぶつかり合いです。巳の人は往往にしてしつこく粘着的な粘り強く諦めない性質が強いですが、そこに一気に水がかけられます。ぶしゃー!

○ 甲の日生まれ(これまでと違った自分になりたい、なるチャンス。受容的で共感的なタイプに<期間限定で>変化?)

○ 地支に寅がある → 特に「甲寅」(なにか夢中になれるものやターゲットが見つかる?)
○ 地支に「卯」「卯と未」がある → 特に「己卯」の人、「己未」もそれに準ずる

※ 木気に影響を受けやすい人たち、来年は一筋縄ではいきそうにありません。

● 戌亥グループ生まれ(甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉)
→ 特に2018年は戊辰の人が影響大で、2019年は特に己巳の人に影響大

<生まれ日の十干支別・2019年のテーマ> これはまた改めて加筆します。おたのしみに!

甲・乙生まれ → 豊かな暮らし(甲は司禄星、乙は禄存星)
結果を性急に求めやすい欲深シーズンが続きます。急がば回れもだいじ。

丙・丁生まれ → いまを生きる(丙は調舒星・丁は鳳閣星)
ひきつづき楽しくいこう。未来を憂うよりいま!この瞬間を生きよう。

戊・己生まれ → 自分だいじに(戊は石門星・己は貫索星)
ひとりで生きてるわけではなく、周りの環境あっての「自分」でもあります。

庚・辛生まれ → 未来を夢見て(庚は玉堂星・辛は龍高星)
思考優先になりがち。うまくエネルギーを発散するのもだいじ。

壬・癸生まれ → きちんと頑張る(壬は牽牛星・癸は車騎星)
自分を追い詰めるのダメぜったい。本来ののびのびした良さを取り戻すとき。頑張りどころです。

今年は土と火が多くてものすごく苦しかった、という方々はおつかれさまでした。特に山の人たちからは、あちこちから大奮闘!のご報告をいただいています。本当におつかれさまでした!まさに「山」場はもう終わりました。安心して次の主役の方々にバトンを渡してください。

来年の2月立春まで、戌年はまだ続きます。すでにだいぶ来年の気配が強くなっているとはいえ、今年まだやり残したことがある方はもうすこし時間があります。今年は停滞だったと感じる方も、安定だったと感じる方も、時代の流れが急激にどんどん速く複雑になるこれからのシーズン、まずしっかり準備したら、そのあとは自信持って力を抜いて、波に乗って行きましょう。(天海玉紀)

亥(い)〜十二支