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2018/10/26 シュールとは、力の入れる場所を間違えること

ひょんなことからご縁ができた映像アーティストの永野豪さん→★ からお誘いをいただき、豪さんが代表を務める映像制作会社(株式会社RBP→★ Relation Between People)創立5周年イベントにお邪魔してきました。めちゃくちゃおもしろかったわー!「なんかよくわかんないけど面白そう♪」ということで集った200名満員の大盛況!会場は鶯谷駅すぐそばの「東京キネマ倶楽部」⇒★ここはもともとグランドキャバレーだそうで、大正ロマンのオペラハウスを再現したレトロな洋館風のホールで、タイムスリップしたみたいなミステリアスな雰囲気満点です。コンテンツはさすが映像制作のエキスパート&お仲間たち映像とシュールなプレゼンテーションが満載で、抱腹絶倒の笑い溢れる大スペクタクル☆エンターテイメントショーでした。

なんといってもこの日のパワーワードはこれ!「シュールとは、力の入れる場所を間違えること」え?とおもったそこのあなた、そこに畳み掛けるように「なにがコスパじゃ!なにが効率じゃ!シュールとは、力の入れる場所を間違えること!」と力強く繰り出されてきたプレゼンの数々は、確かに「そこ?!そこ頑張るところ?!」というテーマとネタだらけ。バカバカしくて大真面目で、いろんな新しい発見があったり、なぜそこ?!と訝しみながらも「力の入れる場所を間違えてる」ネタはどれも、不思議と笑いが湧いてくる面白コンテンツばかりです。

たくさん笑ったわたしたちは「あー明日からまた頑張ろう」と帰路につきました。真剣に突き抜けてバカバカしいことをやることで生まれるパワーというのは確かにこの世にあるんだな。ここでお気づきの方、いらっしゃるでしょうか?「バカバカしくてぜんぜん意味がないようにみえるけど、めちゃくちゃおもしろくて元気が出る」領域は「いまを生きる」です。(陰陽五行を元にした「五要素」分類。詳しくはこちら!→★)自然な感情としての笑いは、まさにこの「いまを生きる」が司る象徴です。

古来から伝わる五行説を「五要素」として現代語に超訳!図解

たくさん笑うことで元気がでる。好きなことに夢中になって、あとさき忘れてあっというまに時間がすぎる。これはみんな「いまを生きる」の状態です。「いまを生きる」が充実していると、たぶん人は「なんだかよくわかんないけど、きょうもまた生きていこう」と思うのでしょう。これだいじ。

ちなみに豪さんの中心星は調舒星です。真冬生まれの調舒星で、鋭い感性と美意識に優れこだわりを究極まで追求する調舒星=まさに「いまを生きる」が人生の中心テーマです。さらに全体をみると「未来を夢見て」→「じぶんだいじに」→「いまをいきる」のセットがビシッと揃ったばりばりのアーティスト型のお生まれなので、その資質を存分に生かしての多岐にわたるご活躍のご様子には、なるほど深く納得するばかりです。

自己肯定感と内面の充実がだいじ→「アーティスト型」と命名★

ただし、この「未来→自分→いま」という上半分は自分の主観の世界なので、ざっくりこのままでは社会の中で華々しく栄えて継続していくお仕事としては成り立ちにくいです。つまり、面白い!キレッキレの表現活動を、たくさんの人に見てもらって、たくさんのリアクションをもらって、より高い価値をを生み出す優れたお仕事として商品に変えていくためには「豊かな暮らし」→「きちんと頑張る」の要素も必要です。(お仕事にするにあたっては、他者の要望に応えたり、他者目線を意識して自分自身を調整する必要がでてくるということですね)

「五要素」を算命学の星に当てはめてみた図

この五要素を全部をナチュラルに実現できる人はそうそういませんが、めぐってくる後天運の力を借りたり、実際に社会的に経験を積んで実力がつくことで、全部の要素がきちっと揃う人は少なくありません。そのうえで、自分の特性や実力を元にした活動が、時代や世界の要請とフィットしたらば、めざましく頭角を表して大活躍なさるケースがたくさん出てきます。豪さんの場合は、そのような際立って良い例でしょう。

今回のイベントは、華やかで楽しいエンターテイメントでしたが、その裏側では何重にもきっちりと運営の手間と配慮が費やされたことでしょう。企画から集客はもちろん、当日の運営、人員配置やお客さんの誘導、設営準備や時間配分といった現実的な要素がしっかりしているからこその大盛況と思います。たくさんの人が関わっていて、より多くの人の満足度を高める大きな器と、しっかりした中身を両方兼ね備えるというのがどれだけたいへんなことか、その過程を想像するだけでもドキドキします。ものすごく刺激的でした。

人生いつも「きちんとがんばる」だけだと息が詰まるし「豊かな暮らし」の収支勘定ばかりに走っても世知辛くて面白味がなくなります。わたし自身は「効率効率コスパコスパ」の世の中からはみ出してうんざりしているひとりです。そうだ、思い出したよ。人類学の先生の講演会で聞いた話はこれだ!人類(ホモ・サピエンス)最大の特徴は、「わざわざよけいなことをやってみる」「やらなくてもいいことをあえてやる」=クリエイティビティ(創造性)やチャレンジ精神、だそうです。場内騒然!これも同じですね。「シュールとは、力の入れる場所を間違えること」ええじゃないか。楽しくてナンボ。おもしろくてナンボ。生きていきましょう。いまを生きる!(天海玉紀)

2017/01/27 ホモ・サピエンス最大の特徴