金曜の夜を「花金」と呼ぶようになったのは、1980年代のバブル景気の頃だそうです。1980年代の中頃から週休二日制を導入する会社が増え、当時は交際費や接待費なども潤沢だったそうなので、金曜の夜はパーっと派手に遊ぼう!という風潮が生まれたのでしょう。(って、ぜんぶ伝聞と間近で見てただけのことです。わたしは就職氷河期・ロスジェネ世代の筆頭生まれなので、バブル景気の恩恵は全く受けておりませんのです…)
さきほど、土星がいよいよ本格的に射手に入ったそうですが、ちょうど一周前に土星が射手にイングレスしたのは1985年11月。そこから射手→山羊と通過して、1991年に水瓶に抜けていくあたりまでが、ちょうど「バブル景気」と呼ばれた時期と重なります。そのあいだに世界では、チェルノブイリ事故が起こったり、ベルリンの壁が壊れたり、さまざまな大きな出来事がありました。外交問題、宗教問題、グローバリズムと民族紛争といったテーマが、これからますます本格的な問題となることと思われます。
個人のチャートの中で射手の要素が強く効いている方々と話していると「そうなんだー。すごいね!わぁ!おもしろいね! …で、それはいったいどうやって実現するの?いくらかかるの?誰がやるの?」とツッコミを入れたくなることが多々あります。ぶっちゃけ、ときには「へー。理想っていいよね。素敵ね〜(棒読み)」なーんてクールなコメントをしたくなることもあります。でも、そういった話をそのまま夢やホラとして霧散させてしまうのではなく、当初の予想通りじゃなくても、予想よりもっとスケールアップして興味深い形で実現させているケースにお目にかかることもやはりあるのです。自分のちっぽけなシュミレーションではまったく計り知れない展開は、すごい!羨ましい…、というのをはるかに超えています。ただただ驚かされるばかりです。
ふつうだったらバカにされるかもしれないような夢でも理想でも、絵空事といわれようとも、まずは描いてみること、口にしてみて、イメージを動かしてみなければ、なにもはじまらない。「ふーん。そう。いったいどうやるの?ここで、いま、目の前で、やってみな。お手並み拝見するよ」と土星爺さんがパトロールに回ってくるこれからの2年少々のあいだは、夢や理想を形にする筋トレ期間なのでしょう。
射手土星シーズン幕開けの花金の夜、ぱーっと華やかに遊ぶのも結構ですけど、じっくり学んだりそっと占ったり。射手座のキーワードのひとつは向上心・向学心。ここではないどこかへ!そんな時間のサポートができれば嬉しい限りです。ぽえーん。(天海玉紀)