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2014/06/24 幸せなら手を叩こう

神社やお寺での祈願、ご祈祷のときに記入する願い事の四文字熟語の一覧を、しみじみと眺めていました。おもしろい〜。家内安全、商売繁盛、交通安全、身体健全、無病息災、なるほど。このあたりがメジャーどころでしょうか。ほかにも、学業成就、良縁成就、出産安全、社中安全、芸道上達、大漁満足、初宮詣、七五三詣、ふむふむ。いろんなお願い事がありますのね。お願いされる側もさぞやお忙しいことでしょう。

増やすだけじゃなく、減らすほうの願いもあります。厄難消除、八方除など、危険回避系のお願い事も定番でしょう。それから、心願成就、開運満足、諸願満足… え?こうなってくると私にはもうよくわかりません。心願成就は、なにか込み入った具体的な強い願い事があるのかな?と想像しますし、開運満足はもっと漠然と毎日楽しくハッピーに暮らしたいってこと?じゃあ、諸願満足とはどう違うんでしょう?ああわからない。ぜんぶ叶うなら最初からこちらがお得?いややはり一度は細かく具体的に強くイメージして意識を集中させるほうが叶いやすいのでは?とか、ついつい考えこんでしまうのはワタクシだけでしょうか。ああわからない。誰か教えて〜!って、こんなことを真剣に理屈っぽくちまちまと考えているのは、諸願満足状態とはおよそほど遠いという確信だけはあります。きっぱり。

最近、方位取りに行った友人のみなさまから、さっそく「大きなお仕事が来た!」「急にモテモテ♪」「新しいステップに踏み出します☆」などなど次々と景気のいいハッピーなお知らせが届きます。あら素敵!うらやましい!

そのお話を聞いてると、結局のところ「開運」って良い意味で「自分の思い通りにならない」「これまでの自分の世界とは違うものや、より大きなサイズのなにかが訪れる」ってことなんだろうと思います。(そうなってくると「心願成就」と「開運満足」は大いに似て非なるもののようですね…)なにがきてもちゃんと受け止めるだけの準備、受け容れる度量の余裕を持って暮らしたいものでございます。そう、幸運の女神には前髪しか無くて後ろには髪の毛ないって言われますしね。はていったいどんな髪型なんでしょうね?いちどでいいからお目にかかってみたいものです。(天海玉紀)