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遠くと繋がる。風の元素(ソード)の活かし方

風の元素(ソード)についての記事を書きました。読み直してみたら「わかる」って要するに「切る」とか「離れる」って意味だな、と改めて思いました。「切る」とか「離れる」をよくない、って感じる人は少なくないだろうな、と改めて思いました。

スパッと斬れ味。風の元素(ソード)の活かし方

そもそもソードのカードってそんなに怖かったっけ?と地味にカードを並べてみました。

どん!これはモーガングリアタロット。あっ。あっ。縛られてる!血が出ている!(怖いかも…)


どん。こちらはハンソンロバーツタロット。ライダー版にほぼ忠実ですが、鋭い剣先が見えないようになってたりして、たぶんいろいろ配慮されてて、たぶん比較的怖くないほうだとは思うけど、曇り空とか不穏な風が吹いてそうな雰囲気は決して楽しげではないですな。

どん。シェルダンダグラスタロット。全体的にポップな色合いが特徴的なデッキなんですが、ソードの世界はなんだか全体的に黒い…orz

もうライダー版の画像まで貼る気が失せました。こういうビジュアルばかりでは、どんなに「ソードもだいじ。ソードも必要。ソード怖くない」と言っても説得力ない。「ソードって怖い」と思われてもやっぱり仕方ないじゃありませんか。

そんなときにもういちど、インナーチャイルドカードのデッキをみてみましょう。お!怖くないかも💕

インナーチャイルドカードでは、ソードはときに「つりざお」になったり、「オール」や「トーチ(松明)」になったり、「ペン」になったりさまざまな形や用途に姿を変えます。

ここでのソードは人間の知恵や技術、伝達できる特殊な技能という意味にもなるし、原始的な恐怖や不安の闇を照らす理性の灯りにもなるのです。ソードは「切断してはっきりさせる(だから悲しく感じることがある)」という面だけではなく、人間を人間たらしめる知恵や技術の象徴であるとも言えるでしょう。

このようにインナーチャイルドカードのデッキでは、「暗闇を照らす」とか「理想を思い描く」とか「コミュニケーションする」とか「怖れを克服する」とか「未知への旅立ち」といった面が強調されていることがおわかりいただけるのではないでしょうか。

風のエレメントは、言葉によるコミュニケーションを司ります。あなたとわたしとはまるっきり違う存在だけど、きちんと話し合えばわかりあえる(可能性がある)でしょう。

風のエレメントは、自ら経験したことのない世界を理解しようとします。他人の人生など決して実感できないけれど、話を聞くことならできます。「そんなことがあったんですか」と「あなたは●●だったんだね」と応答することができます。

風のエレメントは、ふたご・てんびん・みずがめの3サイン。どれも人間だったり、人間が使う道具です。風のエレメントは知性であり理性。人間の理性は、目の前にあること、自分に関わること以外も理解しようとするし、理解します。

いまここ、自分の目の前にある世界だけ、自分が体験できることだけしか存在しない世界は、確実であっても狭くて偏っています。たとえ安心安全であっても、そこには、自分があらかじめ生まれついた環境以上の成長はなかなか望めないでしょう。

もっと言葉を、知性を磨きたい。もっと成長したい。もっとコニュニケーションしたい。もっと世界を広げたい。にんげんだもの。