牽牛星がバリバリに効きまくってる甘夏弦先生(またの名をアサシン甘夏。キレッキレの必殺仕事人であらせられる)が、このまえこんなことをつぶやいていました。
中心調舒の母の命式を知ったとき、「これが調舒かぁー!!!」と激しく納得して、母と言えば調舒、調舒と言えば母、となっていましたが、ここ最近西にひとつある司禄がぐいぐい押してきてます・・・そして母は己の人なのでした・・・(それじゃない!?😂)
— 甘夏 弦 (@amanatsuT) 2018年8月19日
あーーー。。。これまでよく話題になってきたのは「牽牛星たくさんの甘夏先生にとっては、牽牛星の天敵(!)ともいえる調舒星のお母さんの愛情表現はちっともうまく伝わらないだろうし、なかなか厳しいよねー」というテーマでしたが、いきなりここで伏兵現る!そうか。そう来たかっ。
己生まれの人ということは、もれなく土の要素(あらゆるものを引き付けて周りと自分を同化させていく傾向)を無自覚に発揮しているわけで、そこに司禄星の要素もお持ちとなると「わたしはわたしできっちりやりますから、どうぞお構いなく」の甘夏先生にとって、これはなかなかたいへんそうだと想像します。
調舒でスパッと言い切ったかと思うと、自分の欲求は案外遠回しで言ってきて相手に悟らせようとする。今年になって気が付いた・・・
— 甘夏 弦 (@amanatsuT) 2018年8月19日
あーーー。(遠い目)あるあるですね。これはご相談でかなーりこじれるタイプの難易度高いケースだ。
とても乱暴に要約すると、だいたいご相談内容は「わたしはこんなにいっしょうけんめい(みんなor あなたのために)自分を抑えて尽くしてるのに、ちっともうまくいかない」的な感じです。
調舒+司禄コンボが原因と思われるご相談は結構多いです。相生関係だし、「愛想よく世話好きで面倒見の良い私♪」と「言うことははっきりいう繊細な私☆」に矛盾を感じていないとしても、そのふたつの欲求を同時に満たそうとすると、周りにとってはかなり面倒な人になりやすい。
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年8月19日
ということです。「自分は好き嫌いあるしそれをはっきり言いますよ。さらにあなたはわたし好みでいてね。わたしのおもいどおりになってね」って、かなり難易度高いと思いませんか?
私も密かにこのコンボは持ってる。基本的にはキレキャラ優先で、司禄要素は営業でしかつかわないように心がけてるけど、他人様から見ると超絶めんどくせーのはバレバレなんでしょうね。ごめんなさい。
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年8月19日
わたしは勉強したし、実際にうまくいかなくて困っている方々のお話をたくさん聞いたから、この組み合わせは「無自覚だとヤバイヤツ」ってわかるし、なるべく意識して自制していますが…これねー、ヤバイヤツなんだよ。無自覚で振り回すとほんとーにヤバいやつ。
なにかあって鑑定でお目にかかる方に、第三者目線で見ると「そこ!その調舒+司禄が!」というケース、ご自覚がない人にそのことをお伝えしてご理解いただくのは困難を極めます。 https://t.co/GNqRCDMvxc
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年8月19日
そういうことです。いくらわたしが第三者的な目線でなるべく公正に拝見した上で「あなたはこうするといいですよ!」とそれを熱心に伝えようとも、調舒星型の人の たちは主観に生きてて、そうそう簡単に人の言うことなんかききやしませんよ。「わたしはこう感じる。私はこうしたい」ですよ。これ曲げるくらいなら死んだほうがマシレベルですよ。
だったらじぶんひとりでそれを貫徹すればいいとおもうんですけど、自分の世界観や価値観を人にも強く押し付けがちになるのが、この調舒→司禄コンボの悪いところ。
そもそも相手にも相手の人生があるし(それがたとえ実子であろうとも)、すべてが自分の思い通りになるとは限らないし、自分が良かれと思ってやればやるほど、相手にとってはありがた迷惑になっている可能性もあるよ、とストレートにお話しするとだいたいこじれるんだよ…orz
「よかれとおもってやる」⇒「相手には迷惑/またはそれを知ったうえで利用してる」⇒「もっと褒められたくてもっとやる」みたいな地獄み溢れる話って、結構世の中にたくさんあるわけですよ。あらゆる濃い関係であるところの、親子関係や恋愛関係の話題では、あちこちであるある頻出問題ですよ、これ。でもって、むしろそれが美化されてることさえあるよね。ぞぞぞー。
下手に司禄系のトラブルに駄目出しすると、こっちが悪者にされるからな!
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年8月19日
ええ。そういうことです。鑑定以外では、わたしは人のことに口出ししない。こわいから。
特に鑑定練習中の方は、試しにどこかでトライしてみるといいですよ。ぜひどうぞ。たいへん勉強になります。(当方では一切の責任は負いませんので、悪しからず!)
脱線。駆け出しのころ、相剋からくるお悩みのパターンや方向性がだんだんわかってきたあたりで、私はこの相生からくるお悩みの方が続いてめちゃくちゃ鍛えられました。(このコースはだいたいみんな超!長時間喋るのよ…いかに自分が正しいかを…どこで話に割り込むか悩むよ…)そんなときに出会ったのがこの「調舒⇒司禄」問題でした。「相生ですよ。いいじゃない?なにがいけないの?」ってなりやすいやつ。
相剋からくるお悩みは、だいたいみんなはっきり自覚があるんだけど、相生からくるお悩みは無自覚なことがほとんどです。「え?何がいけないんですか?」ってみんな言う。これは占星術のハードとソフトの話にちょっと似てる。
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年8月19日
ええ。「相剋は悪い。相生は良い」だけでは一生その程度の解釈で終わりますよね。(ええい。ままよ。本音で勝負!)そのほうがしあわせなこともたくさんあるよね!(おれしらね!)
なんかもう…ぜんぶ暑さのせいだ。
(わたしは基本的に相剋&ハード型で、相生やソフト型の人のお悩み聞いても、何が問題で何言ってるのかちっともわかんないことがよくあった。今はもう慣れた…)
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年8月19日
これは本当に最初大変だった。延々お話を聞いたあげくに「で、なにが問題なんですか?」とか聞き返したことも数知れずです。
(気分は重苦しいのに何が問題なのか、本人もわかっておらんのじゃ…😂やぱり客観性が培えないということなんじゃろうな)←西洋でもソフト型
— ミズマチユミコ (@mizumachiyumiko) 2018年8月19日
そういうことなのね…(うん。想像はしてたけど、やっぱりそうなのか…)
私の中で調舒司禄コンビを一言で表すと『アメとムチ』です。だからモテモテの人が多いイメージ。
— しろ (@masako52222) 2018年8月19日
うん。まぁ、良い方向に出ればそういうケースもたくさんありますよね。ええ。いままでのわたしならこういうブログ記事とかに「暗黒面」はなるべく書かないようにしていて、たぶん、しろさんと同じような表現をしたことと思います。
甘夏先生がつかれてる…
はぁ、あと、他人への配慮がないとめちゃくちゃ怒りますね…私が人一倍他人への思いやりや配慮に欠ける人間(自分のことは自分でやるでしょ系)なので、そこで大変ぶつかりますね。(言ってる意味がわからないから)
— 甘夏 弦 (@amanatsuT) 2018年8月19日
おつかれさまです。そうそう。あるある。「わたしはこんなにいっしょうけんめいあなたの(みんなの)ために頑張っているんだから、あなたもそうしなさい。そしてこんなに頑張ってるわたしをほめたたえて!」って腕力の強さが、禄存星とか司禄星の根底にはありますね。
ほんとに小さいころは、母の言う「大事なこと」がなんなのかさっぱりわからなかった。なにが大事なのかわからないまま責め立てられる。
正直いまも分かりはしないんだけど、彼女と世の中には必要なんだなと思って聞いてる。(聞いてない)— 甘夏 弦 (@amanatsuT) 2018年8月19日
それは…たいへんだ…(がんばれ…)
ううう。だんだん苦しくなってきた。げふんげふん。。。
司禄星的な「あなたのためを思って私はこんなに尽くしている」は、日本のカルチャーでは美化されやすい。(だからこそ過剰に過保護な毒親問題や、尽くしすぎる健気な私、みたいな問題が出てくる)さらに、その問題点を指摘すると悪者にされやすい←さんざん悪者にされてきたぞ。ソースは私。
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年8月19日
昔ながらの「女性の美徳。女性たるものこうあるべし」「先回りして察して準備するのがあたりまえ」といったあれこれの悪い面を煮詰めていくと、だいたいこういう話になりますよ。
このまえ炎上していた「わたしお母さんだから」にもみられるように、女性が「あなたのためにわたしはこんなに我慢して尽くしている」ってのが美談になる世の中はもうおしまいにしませんか?ってつくづく思います。
しかしながら「自己犠牲的に尽くす愛から、自分も恩恵を得る」形として、この話が難しいのは、このタイプの行動基準の根っこにあるのは「そうしておいたほうが自分が得だから」と、世の中で広く考えられているからです。有名なところでは橋田寿賀子がいう「男を立てて、自分の掌で転がす」ってタイプの世界観も「そのほうが自分が得だから」でしょう?
んー。まー、しかしながら「何が得か」って本当に難しい問題ですよな。(ここではこれ以上このテーマに深入りしたくないぞ)まーいいやー。(わたししらね)
極論すれば、自分と同質のものだけを大切にしたいので「私といっしょになって、私の言うことを聞いた方がお得よ」というしくみです。もちろん適度であれば、とても心地よいものでしょう。
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年8月19日
賢明なるみなさまにはもちろんお分かりいただけていると思いますが、わたしは感じの良い素敵な司禄星の方をたくさん存じ上げてリスペクトもあるうえで、司禄星ダークサイドとして、この話をしていますからね!そこんとこよろしくね。(じーっと黙って読んでくださってる司禄族に恨まれたくないからね!どこでどんな人が読んでるかわからないからね!)←ほぼやけくそ。
でもって、司禄と禄存の違いはおわかりですよね。どっちも感じよくて現世ご利益を求めて欲深いですが、欲の方向性がちょっと違います。狭く深くが司禄星。広くたくさんが禄存星。
禄存のほうが大人数から承認されたがるので問題の出方がまた違った形になります。司禄はターゲットが狭くて深くロックオンしやすいので、問題としての表出の仕方が禄存とはちょっと違うように観察しています。
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年8月19日
禄存の話もしたいですけど、もうおなかいっぱいでこれ以上は無理だ。良くない荒ぶる禄存星は、承認欲求お化けなので、あれはまたあれで怖い。(ばっさり!)
なんにせよ、禄存星とか司禄星の気質が強い人たちは、自分自身の存在意義を確認するために相手を必要とするんですよね。「相手に必要とされることが喜び」ってやつです。だから、わざわざ相手を依存させて「ほらね、私がいないとダメでしょう?」って自分がいないとダメな状況を作り出してる人たちもいるぞ。相手がなにか失敗すると「だーかーら!私が言うとおりにしないからこんなことになるのよ!」っていう人たちもこの系統だぞ。
ぜーぜーはーはー。ちなみに、調舒⇒禄存タイプは、いちばん財運と人気運の可能性大!です。(なんでかな?お勉強中の方は、もちろんわかるよね?!)
おしまい。