人生で占いが必要になるときに

6月の「ふたご新月インナーチャイルドカード会」おかげさまで、無事に終了しました。3日間にわたって、毎回まったく違ったカラーと雰囲気で、一期一会の貴重な時間をご一緒いただきました。ご参加のみなさま、まことにありがとうございました。

丁寧に心の話をするには、ある程度しっかりと外界と区切られて、安全が確保された場が必要です。これはものすごく大切なことです。決まった時間や、決まった料金などの枠があるからこそ、その中でふだんより自由に動けるようになったりするのです。これは、完全にオープンなブログやSNS、誰が聞いているかわからないインターネット配信では実現できない条件です。

新月インナーチャイルドカード会をオンライン化して1年以上経ちましたが、リアルで開催するときの場所や時間の制限がない便利さと、距離を超えて、お互い全然知らない者同士の接点ができる非日常としてのまた違った味わいがあります。パンデミックが落ち着いた後も、この会はこのままこのスタイルで続けていこうと考えるようになりました。

以前からこの会に長らくご参加くださっている方々からも「お互いに本名も何してるかも全然知らないけど、カードや占いに関心があるという共通項で繋がっていて、なんとなくときどき顔を合わせる機会があって、ここでいろんな話をするのが息抜きになる」といったご感想をたくさんお寄せいただいております。ありがたいことです。開催者冥利に尽きます。

来月は、7月9日（金）夜と、10日（土）の予定です。ぜひぜひこちら日程あけておいていただけると嬉しいです。

また「インナーチャイルドカードの使い方（仮題）」と、「インナーチャイルドカードで対話レッスン（の改造版）」を準備中です。以前の紙資料をオンライン用に改造しつつ構成を作り直すので、その進捗状況で日程は決めます。もう少々お時間いただけますと幸いです。

あとは雑談です。

人生の中で「占いなんか必要ない」と、そのまま過ごしていける人は、どうぞそのままお幸せに！と思っています。占いなんて必要ないね！と言い切れるなら、それに越したことはありません。ただ、何かしらの理由で占いに惹きつけられたり、占いが必要になる人もいますね。ここをご覧くださっているあなたも、そのお仲間なのでしょう。

占いをしているからという理由で世の中から迫害されるのは勘弁してほしいですが、わたし自身は「占いをもっと正当に評価して！社会の王道へ！」みたいな考えはまったくありません。もちろん、いろんな立場からいろんな考えがあるのは承知の上ですが、わたしはもともと代替療法治療家ですので「治療なんて必要ないならその方がいい」と思っていて、占いもその延長線上で考えているところがあります。占いは人生の表通りの王道に出ていくものではないとおもっています。それはきっと、人によっては、ひっそりと馴染みのお店にお酒を飲みに行くことが同じ意味を持つかもしれないし、ちょっとお外では大きな声で言えないようなさまざまなご趣味を持っている人だって少なくないでしょう。（このあたり、もしかするとコロナでずいぶんダメージを受けている人もいるかもしれませんね）

私の仕事は、誰もが人生でときどき出会うかもしれない、ちょっと身を隠して休みたかったり、我が身を振り返ってエネルギーを蓄える人生の避難所のような、アジールの管理人のようなものだと認識しています。わたしにとっては、カードも命術も、そのための共通言語だし、意思疎通やコミュニケーション道具のひとつなのです。

いろんな使い方があったほうがいいとおもっています。占いのための占いもマニアックで汲めども尽きることない不思議な世界ですが、全体的にはぜひともあなたの人生をより豊かで楽しくするために、上手に占いを使ってほしいと願っています。そのためのガイドとしてご指名いただければ何より嬉しい限りです。