5/20追記
みずまち先生からのレポ記事こちら!ありがとうございます^^(大地、とかフィールド、みたいに置き換えてくれてる表がとてもわかりやすいです!)
5/19「巳の巻」ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。巳というのは陰の火、これは意外と説明しにくいです。(同じことがたぶん陽の水、子月のときにも当てはまるのであろう)十干十二支の分類と陰陽五行の仕組みがわかってて、陽占がだいたい読めるレベル、という設定なので、難しかったという方もいらっしゃるはずですが、ご参加のみなさまとお申し込みくださった方々には音声データもご提供していますので、資料みながら再度振り返ってみてください。
初回の寅の巻には、まったくまっさらの状態でいいらっしゃったのに、毎回ご自宅で復習を繰り返しているうちに、どんどん読めるようになっている方も実際にいらっしゃるので、なんとも嬉しく頼もしい限りです!毎回の五行に合わせて装いを変えてくださったりもして、ありがとうございます^^(きのうは前のほうに赤いお洋服の方が並んでくださって、わたしは眼福♪でした)
そして、さっきから録音聞き直していますが、昨日はとくに「要点はこれ!」と、絞り込みきれなかったなーとおもってます。もうちょっと資料に沿って、順番にお話すればよかったですね。初回の「寅」のときもそうでしたが、季節の始まりの回は、総括的な概論を入れようとして、前半はついつい無軌道に脱線!今回の大反省です。ゴメンなさい。
ちなみに、巳や丁は、陽気の強い火でありつつも陰でもあるので、はではでしく表に大きく出てこないとお見受けします。ふだんの鑑定などで巳が強い人に巳の性質を尋ねれば「わたしはそんなんじゃないです」と言われることも多くて、一生懸命にこちらが説明して、明らかにしようとすればするほど内に隠される、それはいつも感じています。
おそらく「明るく眩しくものごとを明らかにする」という火の性質が強まれば強まるほど、「暗く曖昧に静かにそっとしておく」という陰の気がどこかから生まれてきます。(これは次回の午の巻でたぶん明らかになります)
そして、うーん、もっとああすればよかった、こうすればよかったと、これまでになく延々と悶々とわたしが考えているのも、たぶん「決して満足することのない巳の気質」が移ってきているのではないか?とさえ思えます。巳の人に「決して満足することはないでしょう?」って尋ねて「はい、そうですね」という返事はなかなかかえってこないでしょうし。
金気生まれの方々には「じわじわとダメージがきた」と言われたりしました。(スミマセン。剋しました)「辛巳」の人の繊細さとか気難しさとか、身近な人と重ね合わせて聞いてくださった方々もいらっしゃいました。ありがとうございます。あとはー、「金の人は自分がはっきりしたい」で、「火の人は自分と周りの環境もはっきりさせたい」みたいなことをわたし口走りましたね。これもうちょっと洗練された表現にできるようにもうちょっと考えてみます。
わたしとしては、今回は、己巳生まれの方が3名いらっしゃったおかげで、土と火の違いと共通点を考え直すきっかけになりました。土があることによって、火がマイルドになる。「己巳は床暖房」と申し上げました。熱い地面。(本当はもっと激しい地面を流れる溶岩!なのかもしれませんけどね)激しい火の要素に、なんでも受け入れる地の要素が入ることによって「はっきりくっきり」させたい火の要素が薄められるのでしょう。
己巳の日は弁天様の縁日でもあります。豊かさや人気運を司る弁天様の縁日がどうして「己巳」なの?なーんて考え始めるのもとてもおもしろいことです。
己巳のゆみこ先生から「他の人のをみてて粘りが足らないと思うことがある」というコメントもおもしろかったです。そうですねー。己巳の人の「粘りで引き寄せる」性質は、特別に強力だと思います。火+土は豊かさの象徴、己巳チームのみなさま、ますますのご活躍を!
火だけをもっと純粋に理解しようとするなら、火の性質はもっと激しくて暴走するくらいでちょうどいいはずです。易では「離為火」と言われるように、火は「離」でもあります。あまりにも明瞭で明晰で眩しい状態は、何かと何かをくっつけるよりも、離れさせる作用があります。(それは受け入れる「土」とは違いますね)
とはいえ、現実の世界での火は、なんでも「ほどほど」が大事です。物事が亢進してスピードアップしやすいのが熱の要素です。調子に乗ってついついやりすぎると「炎上!」になりますし、全部焼き尽くして元も子もない、状態にもなります。
人間の世界を豊かにするために欠かせない火ですが、火力の調節がだいじ。火の塊みたいな中村俊輔選手の命式が今回はいちばん燃え上がる!図でした。どこまでもどこまでも、思いきってとことん燃えられる環境に行くくらいでないと、あの火の塊を燃焼させつくすことは難しいのでしょう。
上級編の「調候守護神」の話は、炎がよく燃えるには「燃料」や「炉」が必要だとか、太陽だけでは暑すぎるのでそばに海や川があったほうがバランスが取れるとか、だいたいそういう話です。これは単純な陰陽五行だけでは説明できないことも多いので、複雑なのですが、この「干支で読む」シリーズは、基本的には「調候守護神」を読むための話と捉えてください。
個人の性質や運勢で考えるなら、自分(の五行)にとって「火」が来るとどういう関係になるか、が大事です。(このあたりが怪しい人は、明日からの基礎講座や、6/29の「人体星図をマニュアル作成しよう」にぜひおこしください)
こちらは、上野の不忍池に祀られている「宇賀神さま」の像です。人頭蛇身。弁財天と習合されているのでしょう。火は土を生むので、この世の豊かさ、現世利益を求めるには「火(赤)と土(金や黄色)をセットで」という発想は役立ちますよ。
音声データはいま全部確認中です。終わり次第アップロードしますので、該当者のみなさまにはのちほどURLご案内申し上げますね。資料自体はかなり作り込んで作成しているので、ご自身の研究や復習など、今後にお役立ていただければ幸いです。
5/27に続きも書きました。こちらも合わせてどうぞ!
次回の「午の巻」は6/16(日)11-13時@新宿、です。本格的にホットな回です。炎熱命式の方々、サンプルご参加大歓迎です。生まれつき命式が寒い(熱が足らない)方や「いまをいきる」が弱い方々には、新鮮な体験になることでしょう。引き続きよろしくお願いいたします。