節分の日に開催した「干支で読む1・寅の巻」ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。海のものとも山のものともわからない新企画にご参加くださるのは、一種の賭けのようなもので、貴重なお時間の中をひたすらわたしが喋り続ける2時間をみっちりお付き合いくださったことに心より感謝申し上げます。
「寅の巻🐯」おかげさまで無事に終了しました。キツキツの狭狭いお席だった上に、ひたすらわたしがノンストップで喋りまくる過酷なトライアル!にも関わらず、2時間お付き合いありがとうございました。最初に暦の話とかして、時間配分が難しくて反省してます。荒削りで勢い先行のまさに「寅」でした。 pic.twitter.com/o2zqNxkDnZ
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2019年2月3日
おもいついたのは、今年に入ってしばらく経ってからで、お知らせUPまでほとんど時間がなく、お申し込みを受け付けながら資料を作り、どうやって進行しようか日々悩み抜いておりました。ブログ書くとそこで気が抜けるので、1月の後半はほぼずーっとこの講座のことばかりを考えて暮らしていたようなありさまです。来月は基本資料は同じですが、今度は「卯」のことをずーっと考え続けます。わたしにとってもかなりのハードトレーニングです。
そもそもこの企画、ぐるっと十二支を一周して丸一年継続するつもりなので、いつもにまして大きな挑戦になるのは確かです。最初思いついたときから「誰も来なかったらできないけど、おひとりでも来てくださったらやる!」という不退転の決意で投入した企画なんですが、こんなマニアックなもの、来てくれる人いるのかなーと我ながら半信半疑。でもおかげさまで、準備したお部屋では狭くてぎゅうぎゅうの満員御礼でございました。嬉しいやら冷や汗やら、ドキドキハラハラの船出でございました。
いやはや。これでも相当削ったのですが、それでもやっぱり資料大盛りもりもりすぎでした。(どうか復習用にお使いください)そもそもいきなりテクニカルな話をしていいのか?それとももっと基本的なことを確認したほうがいいのか?どこからなにをどこからどのくらい話していいかなかなか見当がつかず、まったく初めてのひとからベテランさんまでいらっしゃるうえに、初回ということもあり、暦の話や歴史の話を多めにしたら、時間が最後に足らなくなりました。ごめんなさい。
最初に申し上げたのは「全部をご理解いただけるような話はしません」ということです。「知ってることや、すぐにインスタントで理解できることを聞きにきたわけじゃないでしょう?もっと視野や世界を広げるための機会に使ってください」と申し上げました。いろいろ至らないところも数多くありましたが、概ね「難しかったけど、おもしろかった」「わからないところもあったけれど、なんかおもしろかった」とおっしゃっていただけて、ひと安心しています。
そういえば「みなさま当然ご存知だよね?」と、きのうそもそも解説し忘れたように思うのですが、「寅」の本質的な性質は「甲」のようなもので、「卯」の本質的な性質は「乙」のようなものです。つまり木気の陽的な側面は「甲であり寅」で、木気の陰的な側面は「乙であり卯」です。木気全体の概説という意味では、今月の「寅」だけでは不十分で、来月の「卯」と合わせて完結することになります。
どこかに「寅」の写真あったよなーーーと思って探してみた。ありました。(冒頭の写真も同じ場所です)
家康公が「寅の年、寅の日、寅の刻」に生まれると、鳳来寺の薬師如来を護る十二神将像のうち、寅童子と呼ばれる神の像のみ忽然と消え、家康が亡くなった年に元あった場所に戻っていたという逸話があります。
なるほどです。奥三河の鳳来寺山にお参りした時の写真あったあった。二回お参りしてるので、記事もふたつある♪
寅は「演」なんですよね。伸びる、勢いよくのびのびするってことです。勢いがある。始まりの気です。戦国武将のみなさまが寅を奉じたり、毘沙門天(中央アジアを経て中国に伝わる過程で武神として信仰される)と「寅」が結び付けられていることも、つまりやっぱり「寅」は強さの象徴だと考えられます。
つづきはこちら!
おそるおそる出したけど、やってみてよかったです。一年間がんばります。