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陰占(十干十二支で読む)にチャレンジしてみませんか?

すでにぼちぼち書いたり喋ったりしてますが、今年はいよいよ「干支の並びから読むよ!」に取り組みます。実はですね「左側の漢字の並びは難しくてよくわからないから、右側だけ読んでる」というお話も耳にしますが、それめちゃくちゃもったいないですから。

わたしはお客様に説明するときだけは右側をつかいますが、ふだんはほぼ左側ばっかり読んでます。(左側の中に右側の情報が含まれているから)でも、右側の「陽占」つかったほうが、初めての人にとってもぱっと印象的に意味をつかみやすいキャッチーな話ができると思っていて、だからこそ十大主星の話が好きで、そういう講座や企画をたくさん手がけてきました。

例えば、どどん。こうやって図をみたときに、どこをどうやって読んでますか?

ある有名人の図

では、誰かが読んでる姿を脳内妄想してみます。「そうですねー。まず禄存星とー、貫索星がー、あ!それしかありませんね。えー。すごーい!そうなんだ。ってことは…貫索星と禄存星だけ?え?とっても欲張り?えっとー、えっとー、人気者?サービス精神が旺盛でー、愛想よく多くの人に対して愛情奉仕の心で接しますがー、芯は強くてマイペース?それからー、天印星があるのでー、かわいいチャーミングな人?でもー、天堂星とー天禄星もあるのでー、可愛いいだけじゃなく現実的でー、頑固な人ですね」はい。ええ。そうですよね。わたしもそうおもいますよ。

占いの読解は、違う世界の異国語をふだん我々が話してる言葉に置き換えるようなものなので、最初はこうやって少しずつわかるところから取り組んで、なるべく平易な言葉で説明する練習が不可欠です。たくさん眺めて脳内で「ふーん」と思ってるだけの状態の人と、たどたどしくてもひとつひとつ自分の言葉でアウトプットしていく人とのレベルは、明らかに違います。「上達したい」のなら「たくさん言葉でアウトプットしていく」人のほうがまちがいなく実力がつきます。

はい。ではそれから?時期は?この方は、もともとの生まれになかなか個性的な特徴がたくさんあるようですけど、これはどうやって読みますか?この人の人生航路はどんな風に進んでいきそうですか?どんなときにどんなことがありそうですか?と尋ねると、たじたじになる人も少なくなくて、あらら…となることが結構ある。でも、ふだん占いに来るお客様が知りたいのは、単なる性格分析だけじゃなくって「いつどうやってなにが?」みたいな、そういうことですよね?

とはいえ、干支だけで読むやり方は、ものすごくいろんなありとあらゆる説があって、曖昧模糊として複雑難解で、教える人によっていうことが違ったり(ときにはわざと間違ったことを教えたりするらしい…orz)するのも確かです。わたしは鍼灸理論とか中医学を習ってたときもまったく同じことを感じたので、だいたいどの業界もそういうものなのだろうと諦めています。いろいろ触れてみるその中で、自分自身が「これがいい!」と思うものを取り入れていくしかないのであーるよ。どれが正しいか?は誰にもわからないです。例えばこれは「支合」の図です。(地球の地軸が傾いてるのに合わせて、この図も傾いてる、と言われる)支合をみたら、わたしは「固く固まる。頑固でマイペース」と自動的に脳内変換されます。生まれつき支合があったら、安定して堅実だろうけど、融通はきかない堅物だろうな、と脳内で想像します。それはいいともわるいともいえない性質、でしょう。(支合で健康運を読むやりかたもあるよ)

でも「合法=よい」とだけ覚えてる人たちもいて、例えば、生まれつき「卯」をたくさんお持ちのお客様がこのまえ「他所の占いで、あなたは戌の年はいい!と言われたんだけど、別によくもなかった」というようなことをおっしゃっていました。うーん。きっと「卯戌の合=良い年」と読んだんだろうな、と他所様の鑑定のことを想像することもあります。

それに類することはたくさんあって「大半会」って大幸運?とおもってます。そう言い切ったほうがキャッチーで受けるのはよーくわかってますけど、それだと当たらないどころか、大外れになったりするよね、とおもってます。そもそも半会でなんの五行が増えるかによるでしょう?と、ずーーーっと長らく思っています。

実際の鑑定では、そこらへんをごりごり掘りながら読んでいるのですが、講座では話が複雑になりすぎるということもあって、封印してるんですね。なかなかそれを表だって喋る機会がないのですが、それを今年はやろうかとおもっているわけです。

干支は自然界の生命の流れを象徴しているので、まずはそのあたりのイメージを捉えることが必須です。。自分の命式を「自然界の図」に置き換えるためには、十干十二支の温度感や質感が自分の中でイメージできる必要があります。

例えば「調候守護神」の話をするんだったら、陰陽五行の寒暖と湿熱の感覚はもちろん、十二支の季節感と五行の推移についての理解が絶対必要になります。これまでに「自分の絵を描く」企画をしたことありますが、それはこの話に基づいています。

5/4 あなたの風景を描くWSレポ

1/8「陰陽五行で命式を描く研究会」御礼&レポ

このあたりは、どう考えても1-2回の講座でちゃっちゃと済ませることは難しい話です。時間がかかる。まったくキャッチーではない。複雑で曖昧なところがたくさんありますが、それでも原理原則がわかると、なんにでも応用ができます。

その辺りのお話を一年間かけて、地道に少しずつ進めていくことにしました。新シリーズ「干支で読む」では、毎回最初に「陰占」の読み方の基本的な話をします。資料は八割がた完成しました。いつもながらにかなり濃い、です。実感語り系ではなく、基本的には理論系、の予定です。

【満席御礼】2/3 寅の巻「干支で読む1」

十干十二支からよんでいく陰占に興味がある方、守護神法について少しずつ学びたい方、現状で陽占のことはよくわからなくてもOKです。2月3日の節分の日スタート!お待ちしております!

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陽占(十大主星+十二大従星)だけではつまらない。