昨日は夏至。易といえば冬至に易を立てて1年を占うことが有名ですが、今年は夏至も!ってなわけで、満を持して!翡翠輝子先生 →★の1DAY易講座に参加して参りました。東洋占術のエキスパート翡翠先生のもとで、ここ数年にわたって夏瀬杏子先生が研鑽を積んでどんどん易を活用しているのがカッコイイな〜♪と羨ましかったので、ここぞとばかりに速攻で申し込みました。
わたしは翡翠先生にはみんなで年筮を立てる冬至の易講座を例年お願いしていますが、易はまったくシロート状態。(あの講座は易の知識がなくてもOKで、ものすごくスリリングで稀有な貴重な体験ができるのです)そんな門前の小僧たまき、なーんと今年は夏至にも易に触れる体験ができて、おかげさまで本当に楽しく嬉しい時間となりました。
易はネットや書籍の断片的な情報はあふれていますが、実際に本格的に学んで実占に活用するまでに至るにはなかなかハードルが高そうに感じられます。それでもきのうは「基本的な易の仕組み、出た卦の解釈手順」の重要エッセンスをぎゅぎゅっと惜しみなく盛りだくさんに、独学では絶対無理!というような重要ポイントまでをたくさんお教えいただきました。翡翠先生は、もともとのライターのお仕事に加えて日本語教師としても大人気&大活躍なのもつくづく大納得です。この講座の様子は杏子先生がレポしてくださっています →★
ただ出た項目の意味を本やネットでパラパラ見て、良い悪いと当てはめるのではなく、出た卦の爻を変えてみたり、裏返したり、ひっくり返したり、自分と相手(環境)にみなしたり、卦の並びの図を実際の物に見立てたり(山とか、口とか、トロフィーとか、鳥とかいろんな見立てができる〜!)季節や方角などの五行の知識と呼応させたり、ありとあらゆる知識と想像力を駆使して読み解いていくのだそうです。縦横無尽に陰陽を変転させていくことで、単なる予測だけではなく、対応策やアドバイス、相性や自分の出方などまで見ることができるとわかって、目からウロコボロボロでございました。おもしろい〜!
基本の理論の解説から、道具がなくても占える方法、サイコロで占う方法、筮竹を使っての実習などもりだくさんの構成で、後半では翡翠先生の次回「どこかにマイル」行き先をみんなで易で占ったり、「射覆(せきふ)」という目隠しでのターゲット当てにチャレンジしたりしました。これはなんと、翡翠先生が私たち参加者へ準備してくださったプレゼントがなにかを、易で占って当てる!というドキドキワクワクの展開となりました。
わたしが引いたのは、坎為水(かんいすい)という水がふたつ重なった卦です。ここから実際の物を想像して当てるのですが、これまた難しい!水っぽい、暗い、寒い→メディテーションの道具?とか、坎=穴だから入れ物?水を入れるからコップ?などなど知恵をさんざん絞りますが、ふだん使っていない脳の部分がオーバーヒートして煙が上がるくらいたいへんです…
結局私がいただいたのは、「黒っぽいもの」「寒い地方に縁があるもの」「知識を溜めるもの」という「水」の象徴にあれこれぴったり当てはまる素敵なプレゼントでした。写真見て〜!シックなマリメッコ柄のおしゃれなノートです。他の参加者さんも、それぞれの卦にぴったりのプレゼントをいただきました。
偶然の並びから意味をを読みとっていく卜術といえば、ウラナイトナカイ周りではいちばん読み手が多いであろうタロットカード、花の金曜日の相棒ゆき先生のルーン、以前の金曜相棒だった山吹海帆先生が得意のジオマンシーなどいろいろあります。わたしはふだんタロットカードを使うのですが、絵をみて絵の象徴や意味を読み解いていくタロットカードより、易の読み解きはさらに抽象度が高く、より柔軟な発想やひらめきが求められると感じました。
翡翠先生も夏瀬先生も、これからはもっと易を身近に使う易仲間を増やしたい!とのことですので、わたしもひきつづき勉強続けていきます。特に東洋占術の五行の知識などは、易を学ぶにあたってもちろん役立ちました。東洋の神秘〜!みなさまもぜひご一緒に♪(天海玉紀)
※ これまでに開催した冬至の年筮スペシャル易講座の記録はこちらから!