早稲田の馬場下町交差点にある穴八幡宮。ここでは冬至の日から節分まで「一陽来復」というお札が頒布されます。
陰が極まったところ、陰が全てだったところに、ひとつだけ陽が現れるのが「地雷復」の卦です。小さな「一陽」が戻って来た、つまり「一陽来復」です。陽の力はまだ小さくて弱々しいけれど、確実に春に向かって時間は流れている、ということ。
実際の「一陽来復」お守りは、金銀融通を目的に、主にお商売をなさっている方々や、一般の方々で大人気。穴八幡の境内は、毎年何時間も延々と列ができる盛況ぶりです。
穴八幡では5時から6時過ぎまで並びました。すごいね。徹夜組もいるそうです。6時過ぎには境内の外まで列ができていました。この時期にしてはかなり暖かかったのが救いです。
お次はこちらへ。原宿駅からすぐ、神宮前交差点。冬至の朝にここから表参道を見ると、その正面から朝日が昇る、という話、いちどこの目で見てみたかった。カメラ抱えた方々が、10〜20人くらい集まっていました。
昇ってきました。まぶしい。あたたかい。オレンジ色のまんまるの光。
お日様ってすごい。世界が暖かいオレンジ色に染まります。この太陽が、これからまた力を取り戻していくことを、昔の人々は心から祝ったのです。
明治神宮境内。
冬至の日に黄色くて丸いものを食べたり、柚子湯に入ったりするのは、黄色くて丸いお日様のパワーを自分に取り込むため、と言われます。これはゆずじゃないです。色づく甘夏。
この時点でまだ午前8時。怒涛の一日はまだまだ続きます。