猿と桃は一緒に描かれることの多いモチーフです。 古来より、桃は不老長寿や魔除けのシンボルでした。桃は陰陽五行の分類で「金性」に配当される果物。金性の象徴であるサル=申と桃の組みあわせは、まさに金性の塊です。 昔話の「桃」太郎が、鬼が島遠征へのお供にしたのは、サル、キジ、イヌ(申・酉・戌)=金性の象徴たちでした。伝統的な行事や物語のさまざまなところに、陰陽五行の隠喩が隠れています。

猿と桃は一緒に描かれることの多いモチーフです。 古来より、桃は不老長寿や魔除けのシンボルでした。桃は陰陽五行の分類で「金性」に配当される果物。金性の象徴であるサル=申と桃の組みあわせは、まさに金性の塊です。 昔話の「桃」太郎が、鬼が島遠征へのお供にしたのは、サル、キジ、イヌ(申・酉・戌)=金性の象徴たちでした。伝統的な行事や物語のさまざまなところに、陰陽五行の隠喩が隠れています。

西洋占星術は、リアル天体の動きや配置をみますが、東洋の暦は、リアル天体から想定されたバーチャル天体(のようなもの)の巡りを読みます。占い比べてみると、ポイントとなる時期に、たいていちょっとズレがあります。でも、起こりそうな予測を日本語にすると、だいたい似通った内容になります。ぴったり合致というより、ちょっとズレる、このあたりにむしろリアルな信憑性を感じるのは私だけでしょうか?占いっていったいなんなんでしょうね。不思議ですね。おもしろいですね。

2015年末のスペシャル講座、コラボさせていただいたミズマチユミコ先生の資料データによると、2016年で特に大きな特徴のある天体配置は以下のとおり。3/9皆既日食、6/5新月、9/1金環日食、11/25だそうです。おお!東洋暦からめぼしいところを私が選ぶと、◎庚寅(2/4〜3/4)、○癸巳(5/5〜6/4)、◎丙申(8/7〜9/7)、△庚子(12/7〜1/4)です。うん。西洋占星術とはちょっとズレてます。でも、このくらいはそれぞれの暦と世界観による誤差の範疇!と思うんですけど、いかがでしょうか?

東洋暦は、規則正しく繰り返すサイクルに大きな特徴があります。ざっくり観るなら、似た要素を持つ時期を振り返ってみましょう。例えば、2016年は「丙申」→ 10年前の「丙戌」はどんな年だった? 12年前の「甲申」は? 同じように20年前、24年前と遡ってみてください。年単位だとスケールが大きすぎますか? 5年ごとに巡って来る月干支を追いかけてみるのもおもしろいです(もちろん年の干支が違うので、全く同じという訳ではありませんが)古いスケジュール帳や日記が残っていれば、ちょうど良い検証材料になりますね。あれこれ調べ始めると、あっ!!!という間に時間が過ぎ去ること請け合いですが、これもまた占いを学ぶ楽しみのひとつです。

もっと細かく検証してみたいなら… まだまだ読み方や着目点はたーくさんあります。最初はとっつきにくく難しく感じられますが、干支の世界、ハマるとこれまたどこまでも深いです。そんなあれこれをもっと知りたい!向学心あふれるみなさまのために、十干十二支&陰陽五行の講座も開催しています。

先日満員御礼だった分、2/11(祝)「暦と十二支でよむ運気予報」→★ 再度開催します。四柱推命の基礎でもありますので、ちょっとかじってみたい方もどうぞ。今回は少数精鋭でみっしりになりそうな予感ですが、いっしょに魅惑の沼にハマってみたいやる気溢れる方、特に大歓迎です。お待ちしております。(天海玉紀)

続編もあわせてどうぞ!
『2016/02/05 立春大吉 ★ 天剋地冲』→★