きょうは午前中から「店内メンテナンス」ということで店長率いるお掃除チーム一同、店内大掃除でございます。「えー?新年早々お掃除?」と思ったそこのアナタ、ふふふ♪ 長く占いしてるとだんだん「新年」の感覚が変わってきます。歴史上、暦での新年の切り替わりは「冬至(12/22頃)」「立春(2/4頃)」「春分(3/21頃)などいろいろありますし、いわゆる旧暦の「旧正月」だったら、今年のお正月は2/19(旧正月=新月の日なので毎年日付は変わる)ですから、旧正月の新年までは、まだまだだいぶ時間があります。特に旧暦12/13は煤払い(すすはらい)の日と言われ、新年に向けての準備はこの日からという風習があったそうです。今年だったらその日=2/1なので、きょうお掃除してもまだまだ早い!くらいじゃありませんか。すっきりさっぱり☆
暦のどこを境目にするとしても、「新年」として時間に区切りをつけるのは、人類の偉大な発明のひとつです。日本のように四季のある国では、季節の移り変わり、太陽と月の満ち欠けといった時間の流れやリズムを感じることは、ちっぽけなニンゲンひとりひとりも、大きな世界の流れの一部だと実感する手がかりになるでしょう。
特に東洋の占いは、命式を自然界の具体的な風景に置き換える発想があります。命式を見ながら「あなたの持って生まれた景色はどんな風景?=どんな人?」ってイメージを描いていくのです。先日は「己(つちのと)=大地」生まれの方の命式にまったく水も草木もない暑い大地の景色があったので、その旨をお話ししたら「え?!もしかして砂漠みたいってことですか?!私は砂漠の写真集持ってて大好きで、砂漠大好きなんです♪」とおっしゃるのです。その砂漠の写真集は、きっとその方の内面世界の風景をみごとに表しているのでしょう。あまりにぴったりの符号だったので、ふたりで大笑いしてしまいました!
同じ冬でも、地方によっても、太平洋側の乾いた青空の冬と、日本海側の湿った雪景色の冬はぜんぜん違いますよね。それぞれの人間にもそういう違いは必ずあるでしょう。干支暦を用いた占いでは、自然界の乾いた、湿った、暖かい、寒い、明るい、暗いといった特徴を組み合わせて意味を読んでいきます。
私自身は、五感でキャッチできないあまりにも大きな宇宙とかハイヤーセルフみたいなのはちっともピンと来ないんだけど、自然界の大きさや不思議さには深く深く心打たれます。そのあたりたぶん、東洋の占い向きの資質なのかもしれません。いつでもお仲間募集中ですので、森羅万象を熱くクールに語りましょう。お待ちしてます。はい。というわけで、先日は極寒の早朝から3時間待ちして、1月1日のダイヤモンド富士撮ってきました。まばゆいキラキラの輝き☆あの不思議な一瞬、お届けします。(天海玉紀)