きのう開催(2014/11/04)の「貫索・石門」の巻、かなーりインパクト強かったようで、ご参加のみなさまからさまざまなご感想頂きました。ありがとうございました。
貫索・石門中心の方々が、自然に「自分」ありき、という潔さをストレートに出して下さったり、そうやって「自分」をしっかり出したいけど出せない、といった葛藤などを包み隠さずお話しして下さったおかげで、他のご参加の方々もきっとそれぞれの立場で、さまざまなご感想を抱かれたことでしょう。
昨日の「貫索・石門」スペシャルゲストが、ご感想をUPしてくださいました。⇒★ アフターフォローまでしっかりケアしてくださって、ありがとうございました。感謝。
いつも飄々としているのが陽転石門星人。ご自分の世界観を丁寧に解説してくださるのはとても貴重な機会です。石門星人は、めったに本音をあらわにしない方々です。しつこく聞いても、ふだんはわざわざ教えてくれない石門星人、外からはわかりにくいポイントが多くて、実に複雑に見えます。
石門星は社交性、仲間意識「和」をもっていると言われますから孤独は嫌いそうですよね。
いつも誰かと一緒にいたい、いて欲しいタイプ。そうとらえがちです。
私の場合はですが・・・この仲間意識とか社交性というのは人は人、私は私、色々な色があっていいさ。とどこか楽観的というか、冷めた部分を持ち合わせているので、仲間意識=お手て繋いでいつも一緒という図式はないのです。
わたしはわたし、あなたはあなた、あなたは赤が好き、私は黒が好き そう、それでいいじゃない。
このあたりの解説は特に、一般的に誤解されやすい、絶妙に大事なポイントを教えてくれています。石門星的な世界観での「社交的」というのは、誰とでも共感し合ってくっつこととは全く違います。
「社交」は「外交」とおなじ。国と国とのお付き合いを考えてみたらわかるように、まったく違ったバックグラウンドと目的を持った者同士が、表面は平和的に、でも水面下ではお互いの利害を侵害しないぎりぎりのところで、自分に最大の利益が得られるように攻防が繰り広げられるのが、外交の本質でしょう。
もちろん、自分と違った文化を持つ相手への敬意や配慮も生じてくるでしょう。そのための儀礼や約束事も求められますが、それはお互いが平和に共存するための知恵です。
交渉のあと、相手とにこやかに握手するのは、互いの目的や利害が一致するから。もちろんいろんなヤツがいるさ。白黒付けずに、グレーのままそっとしておくほうがいいこともたくさんあるよ。うん。それで上等。それでいいじゃないか。そういったオトナの判断ができる人たちだからこそ、石門星はたくさんのひとを束ねてトップに立つ器だ、と言われてきたわけです。
教科書的にも、石門星の適職欄には、政治家、実業家、宗教家などが書かれていますし、実際に大物政治家や実業家には決して偶然とは言えない高い確率で「石門(+天将)」の方の名前がずらりと並びます。女性芸能人にも「石門(+天将)」の命式をお持ちの方々はたくさんいらっしゃいます。海千山千の強豪たちを相手に生き残り、目的を手に入れるまで、決して諦めない強さやしたたかさがあるからこそ、と想像します。
また「石門星は平等意識が強いので、年上や目上から生意気だと思われやすい」とも言われています。それぞれの「個」を尊重する意識は、昔ながらの目上を立てて当然とする道徳観とは相容れなかったのでしょう。昔ながらの四柱推命などでは、大胆不敵なギャンブラーの星、家庭破りの星(正財=正妻=司禄星を剋するから)、とも言われる石門星。交渉ごとにもめっぽう強いです。たのもしいです。
貫索星が、一本で堂々と立つ木だとするなら、石門星は野原の花に例えられますが、花はただか弱いだけじゃなく、しっかり刺があって自分の身を守れるし、美しい花で人を集めることもできるし、どんどん自分の領地を増やす逞しさがある、などと、自然の風景に例えてみるのもおもしろいです。
そういえば、きのう言い忘れましたけど、特に貫索、石門が中心星の人の場合は、日干が何か?何の五行の貫索・石門なのかを加味して考えるとよいとおもいます。日干が土性だったら、より土性の性質が、木性だったら、より木性の性質が全面に出てくる貫索・石門、というように考えてみてはどうでしょうか。