日めくり干支シリーズ。
2018年6月30日
癸戊戊
巳午戌赤く染まる空にぽっかりと浮かぶおおきな雲。山頂はまだ雪が残り、雲は刻々と形を変える。木も草もない荒涼とした岩肌を流れる雪解けの水。山開きまであとすこし。【癸巳】外からはうかがい知れない身を焦がすような繊細さと激しさ、執念深さ。アルコール(熱い水) pic.twitter.com/upFSeSvTQk
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年6月30日
なんともいえずミステリアスな図です。戊×癸の干合からも、赤く染まった空が連想されます。
2018年7月1日
甲戊戊
午午戊甲=樹木は命あって地面に生えている姿(生木)に限らず、切られて大切な燃料や道具や家具にもなる(死木)。カラカラの環境でぽつりとサバイバルする木とも見えるが、薪となり火を燃やすこともできる。どちらがお好みですか?【甲午】人に尽くす喜び。無我で霊感的。 pic.twitter.com/6QzV0lPeG8
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年6月30日
夏の樹木。豊かな地面ではなく、枯れた岩山に生えているか、もしくはマキになって火を焚いているか。なんにせよ、厳しい環境に合わせて生きていくたくましさが感じられます。
2018年7月2日
乙戊戊
未午戌荒涼と乾いた大地に咲く夏の花。サボテン?過酷な環境にも負けず、したたかにたくましく咲く。【乙未】7月(未月)の花。お高く止まった高貴な花ではなく、朝顔のように親しみやすく庶民的な花。可愛らしさとどんな環境にも適応する柔軟さ。 pic.twitter.com/AIW0sg6Hr4
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月2日
2018年7月3日
丙戊戊
申午戌荒涼たる岩山に沈んでいく夕日。人を寄せ付けない壮大さと荘厳さ。【丙申】風流な人。貯め込む人。宗教的な資質。 pic.twitter.com/xp7TOxcmlf
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月2日
あまりに壮大で、ここにはぜんぜん人の生活が感じられない。浮世離れしたスケールの大きさです。山が連なる今月は、ひたすらこんな図ばっかりです。
2018年7月4日
丁戊戊
酉午戌山に火が放たれる。暗くなり始めた宵闇の中、人々の暮らしの灯りと、あの世とこの世を結ぶ炎がひととき明るく輝く。【丁酉】暗がりで輝く灯火。怜悧な賢さとそつのないスタイリッシュさ。書道、文芸などに才覚あり。 pic.twitter.com/HJR03q14J1
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月3日
前の日よりは人の気配がします。丁は人工の灯。欲を言えば、秋や冬の少し暗くて寒くなった時のほうが、丁はその実力を発揮しやすくなります。それにしても、カラカラに乾いた景色が毎日続きますね。夏です。