「髭とタンクトップのこのオジさん、めちゃくちゃ歌上手い‼️オトナになったら、このオジさんカッコイイ💕と感じるようになるのかな?」と、中学生の頃にぼんやり考えていました。 pic.twitter.com/45MpmUZpLv
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年11月8日
あれから30ウン年。あのオジさんをカッコイイ💕とおもうようになったよ。中学生の私へ!
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年11月8日
伝説のロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」→★ が大ヒットしています。わたしは11/8の公開前夜祭★IMAXで観てきたので、次は手拍子声出しOKの「胸アツ応援上映」に行くつもりです。クイーンよく知らなない方もぜひどうぞ。誰でも楽しめます。たまきうそつかない。
しかしわたしは1971年生まれなので、クイーンをリアルタイムで見たのはだいぶ遅くて、80年代に入ってからです。MTVというものに憧れながら、土曜の夜遅くに薄暗い部屋でドキドキしながら小林克也のベストヒットUSAを見ていました。リアルファンというより、単なる下っ端にすぎませんが、それでも最高に胸熱でございます。
これまでにも、西洋占星術で「水星」のことを考えるたびに脳内にフレディ「マーキュリー」の声が流れてきて、水星絡みでのブログ記事を書いたことがあります。例えばこれ。「2014/08/19 水星海王星オポジションの日」→★ このときはしばしホロスコープに見惚れましたです。ええ。ではこんどは算命学で拝見してみましょう。
フレディ・マーキュリー Freddie Mercury(1946年9月5日 – 1991年11月24日)
おおお。カッコええ〜♪(ここで終わりたいのですが、頑張って言語化します)波乱万丈で自由にどこまでも流れる大海(壬)の足元には水源(庚)があって、激しい白波が渦巻いているように見えます。(申に生じられた上に通根する壬)この複雑なフレディ海流のの上には、なぜか二つの太陽(丙)が輝いています。もともと海と太陽のセットは、お互いを美しく引き立てあう佳き組み合わせですが、太陽二つ?!「天無両日」とも呼ばれ、非常に個性が強い人が多い並びです。
そもそも壬生まれは、ちんまりとおとなしく収まるのは似合わない。次に何を始めるかわからない危うさや、何を考えているのか外からうかがい知れない、ミステリアスな妖しさが魅力です。このクールで理知的な壬のフレディが、ギンギラギンにド派手なステージセット(エンターテイメントは火性。二つの丙は午×戌連合に通根して強い)の中でスポットライトを浴びている図にも見えます。
壬午生まれは、不思議な第六感が発達していて、正夢を見たり不思議な能力がある人も少なくありません。フレディは、壬午(申酉天中殺)→申月生まれなので、生月中殺(+生日中殺)、古き良き伝統を重んずる保守的なコミュニティでは明らかに目立ちすぎて浮き上がってしまうキャラクターです。特に中央の龍高星中殺とその南の禄存星中殺の組み合わせは、常人離れした改革的なアイデアやパフォーマンス、爆発的な人気運や財運を表しています。
しかし、どこまでも自由に挑戦的に破壊と創造を繰り返したい龍高星中殺が、周囲3方向から禄存星と司禄星に剋される組み合わせ、この龍高性は生来の自由を奪われてとても苦しそうです。この組み合わせ自体は、既存の枠に囚われない斬新なアイデアで大きく稼ぎ出す力を持つ人によく見られます。理想と現実、どこまでも広がる無限のイメージとシビアなショービジネスの世界との葛藤、知性と欲望、孤独と束縛、人目を誰よりも気にして誰よりも愛されたいけれど、誰にも理解されるはずのない孤高の精神世界、など常に大いに矛盾する要素を同時に自分の中に抱えていただろうと想像します。
ちなみにクイーンは、超!知性派バンドでもあります。フレディは芸術とグラフィック・デザインを修め、ブライアン・メイはのちに天体物理学博士!ロジャー・テイラーは歯科医学と生物学を修め、ジョン・ディーコンは電子工学をで主席!さらに「メンバー全員がナンバーワンヒットを生んだ」という、ビートルズも成し遂げなかった偉業を達成した史上初のバンドでもあります。
フレディは、幼い頃からめざましい音楽の才能に恵まれていて、バンド活動を始めたのは12歳。ちょうど1958年(戊戌大運+戊戌の年)、思いっきり土だらけの運気で、壬のフレディにとっては戊が来ると車騎星。思い切って飛び出すときです。壬に土が大量に巡ってくると、周りをせき止められて奔放に流れることが妨げられ、苦しいけれどその反動で思い切ったこともできるのでしょう。
そして、奇しくも今年は1958年から60年後で、やはり戊戌の年です。いまもフレディが存命なら72歳、まだまだ現役だったかもしれません。しかし1991年45歳で、ちょうど玉堂星大運+玉堂星年の年に亡くなられました。(玉堂星は別名、北斗とも呼ばれていて「北斗は死を掌り、南斗は生を司る」と中国の昔話で言われます。この話はまたいつか!)いまでも熱烈なファンが世界中にいて「伝説」として、多くの人の心の中に生き続けています。
個性が際立って強い生まれの人は、思い切ってその個性を際立たせても良い環境を選ぶと良い、とは、ふだんの鑑定で常に申し上げていることです。誰もがスーパースターにならなくてもいい。でも、それぞれが輝ける環境を求めていけるといいですね。わたしはこうやって星や暦を通して、スーパースターが全力で駆け抜けた人生に思いを馳せています。(天海玉紀)
Is this the real life-
Is this just fantasy-
これは現実の人生?
これはただの幻想?
Queen – Bohemian Rhapsody (Official Video)
大昔に、西洋占星術から「マーキュリー」を読んだ記事はこちら。