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インナーチャイルドカード講座(3月)レポ2

前回のつづきです。3月開催のインナーチャイルドカード講座のレポ、第二弾でございます。

今回の参加者さんは、みなさまそれぞれの分野でご活躍なさっている専門家プロフェッショナルであらせられました。びびりました。ありがとうございました。

そのおひとりが、以前からわたしが尊敬してやまない翡翠輝子先生でいらっしゃいました。定期的にお目にかかっていた仲なのに、近年はお互いに猛烈に忙しい日々に追われて、ほとんどお会いできていません。お越しいただけるのは嬉しいかぎりなのですが、超ベテランの腕利きライターさんに、個々のカードの意味や解説だけならともかく「物語」というテーマでわたしが新たにお伝えできることが果たしてあるんだろうか?!と、頭を抱えたのは事実です。

人間には「物語欲」があります。単に生きるのではなく、そこに何らかの物語を作りたいのです。

「物語欲」ということばは、鴻上尚史の第三舞台で知りました。
人間の三大欲求は睡眠欲、食欲、性欲といわれますが、人によっては物語欲が三大欲求をしのぐという話です。(中略)

物語欲の強さは個人差があって、物語なんか作らなくても淡々と目の前のやるべきことをやって、堅実な人生を送っている人もたくさんいます。私にはそういう生き方は絶対に無理です。物語欲が強すぎるから。

「物語欲」を満たす →★

どんな人でも、人生という物語を生きている。(そもそもそう思うかどうか、自らの物語を語るか語らないかはまた別の問題ですが)

翡翠先生の場合は、ものすごくダイナミックで変化に飛んだストーリーを、リアルに現在進行形で展開なさっています。数年前から日本語教師の資格取得→実際に学校で外国人の生徒さんたちに日本語指導をする、というステップを着々と進まれていて、お目にかかるといつも「困ったー。困ったー。どうしよう…」と指導の悩みをお話しくださるのです。(といってもどれも超絶ハイレベルなお悩みばかりです)

どんな分野で、どんなにレベルアップしても、決して「それで良し」として固定したり止まることはなく、常に進み続けて常に発展しつづける、そういう翡翠先生のお姿がわたしは大好きで、自分もそうなりたいと努力しようとおもうのです。(射手太陽のお生まれの翡翠先生は、めっちゃカッコイイ射手!)

なーんてわたしがいろいろ喋るより、翡翠先生のレポをぜひともじっくりご覧ください。

私がこの講座に出ようと思ったのは、物語の原型をたくさん仕入れて、外国人学生たちの作文の背後にある物語に共鳴するためです。

忘却のミダス王 →★

初日の大アルカナに、The Midas Touch(ミダス王と金の手)を引かれた翡翠先生でした。このカードは絵柄が明るくコミカルで、元の話の意味だけにとらわれることなく、みる人によってさまざまなイマジネーションが刺激される1枚です。

カードを引く瞬間はいつもわくわくします。幼い頃に見た子供向けのテレビ番組を思い出します。おとぎ話がさまざまな形の箱に入っているという設定で、「今日はどの箱にする?」と箱を選ぶとお話が始まりました。そのイメージがよみがえります。
ずらりとならんだカードの中から1枚が「私の物語を読んで!」と声を出しているような気がしました。

インナーチャイルドカードが告げる東京オリンピックまでの仕事運 →★

練りに練られた真剣なテーマにふさわしい展開となりました。(真摯に問えば、真剣な答えが得られるのはなんでもおなじです)真剣に2回目の3枚引きの中には、初日に引いたカードと同じ「かかし」がでたのも圧巻でしたね。(なんて引きが強い!)

満足感が大きいのは、自分の物語を語ると同時に、人の物語も聞けたからです。

聞き手や読み手のいない物語は、宙に浮いたままでどこにも行きません。
私がインナーチャイルドカードを自分用に所有したいと思わないのは、一人でカードを引いて物語を作ってもおもしろくないからです。(中略)

インナーチャイルドカードも、カードから出てくる物語を聞いてくれる人、読んでくれる人がいるからこそ、物語がどんどん展開してくのでしょう。

聞き手、読み手がいて、物語が成立する →★

いやはや。ほんとうにおっしゃるとおりです。誰にも聞かせない心のひとり語りも楽しいけれど、適切な時に適切な誰かに語ると物語はもっと膨らんで広がって、自分ひとりの力では思いもよらない形に展開していくことがあります。

わたし自身は、実際のセッションの場合には、「どのくらいの期間の話にしますか」と先に伺っておいたり、「今年の流れ」「ここ3ヶ月の目標」というように時間の枠を決めておくことが多いですが、それもまたケースバイケースです。

長い物語が好きなのです。私が最初にインナーチャイルドカードに触れた玉紀先生とのセッションでの「日本語教師になったら」という3枚引きの物語はいまだに完結せず、延々と続いています。

そうなのです。こういうこともあるのです。

また、いま目の前で引いた1枚の意味が、すぐにはピンとこない、ということだってよくあります。長い時間をかけて、だんだん腑に落ちてくる、そんな展開ももちろんあります。

そういえば、暗い洞窟の中を、グループで明かりを手に進むソードの8は、迷った時や自信を失いそうな時に、いつも私たちを励ましてくれるカードの1枚です。

このセッションを受けた時は、日本語教師になるべきか迷っていました。
最後の3枚目で「妖精のゴッドマザー」が出た瞬間、「これは、やらなきゃ」と思ったのです。世界に魔法がかけられるのなら、かけてみたいから。

妖精のゴッドマザー(翡翠輝子さん)→★

2016年の年末セッションで、翡翠先生が引いたのは「妖精のゴッドマザー」でした。
物語はまだまだ続くのです☆

募集開始時に展開したスプレッド。「このコースはどんな展開になりますか?」でひいたラインナップはこうでした。

ご一緒くださったみなさまがそれぞれに「魔法使い」として、さまざまな神秘やひらめきに出会い、その大いなる力をつかいこなしていかれること、心より願っています。そして、来月ご参加のみなさまもどうぞおたのしみに!

これからもまた新しいチャレンジ進めていければと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。