2/21開催「車騎星・牽牛星」の巻、ご感想第二弾をお届けします。
「同じ金性でも、車騎と牽牛は行動パターンも考え方も、ずいぶん雰囲気が違うみたい…」というそこはかとないご感想があちこちから聞こえてきます。
まずは、車騎星(中殺)を中心にお持ちのKさんがお寄せくださったご感想を拝読してみましょう。
昨日はなかなか、複雑な回でしたね。私自身、自分の中で整理して、消化するのに時間がかかるといいますか。まず、同じ金の気とはいえ、牽牛と車騎ではこれほどまでに違うのかぁ~というのが率直な感想です。私は牽牛がないので、すごく勉強になりました。牽牛さん達は、個人の利益より、常に集団や組織の利益を最優先されて 日々、生きておられるんだなぁと。車騎は、どちらかというと人様の事はわりと度外視というか、単独行動の星だからなのか?個人的には、その部分は驚き、かつ感服しますね。同じ剋気でも、そこまでの滅私奉公は自分には出来ないなぁ・・・と(~_~;)命式の内容にもよるのかもしれませんが。(注・牽牛星中心のお嬢さんを理解したい、とおいでになられた鳳閣調舒だらけの火性が強い)お母様がいろいろ戸惑っていたのも印象的でした。確かに、金はいくら火によって鍛えられても 完全に溶けて無くなってしまうわけではなく、鍛えられれば鍛えられるほど、ますます美しく見事な刀へと変貌をとげるわけで。『胃が寒々する』と仰っていた方がいらっしゃいましたが(笑) (注・司禄禄存だらけの方が、途中でため息まじりにもらしたご感想のこと)本人より、周りの方がしんどい・・・と感じてしまうものなのかも知れませんね。当の本人は意外と、どこ吹く風だったりして。私自身 剋型の命式ですが、常に窮屈さや抑圧を感じながら生きているか?と言われればそうでもなくて、日常の中の細々とした喜びや楽しみに、それなりに満足もしながら生きていたりもするのですが、時々、葛藤? 本当にこれでいいんか!? それは真から望んでいた事なのか?みたいなものが、定期的に忘れた頃にムクムクっと頭をもたげてくるような感覚はあって、これが、剋型 スクエアやオポジション!? 宿命中殺のなんとなくモヤモヤした感覚なのかな?と考える事はあります。スクエアはつくづく、安住しようとすると、定期的に覆しにやって来るな~と思います。もし、来世があるなら (甘夏先生と杏子先生のやりとりおかしいですね笑)今度は相生型の命式で、一度でいいから、葛藤や矛盾の混じらない満足感、充足感みたいなものを感じてみたいなぁ・・・とは思いますけどね。本当にお疲れさまでした。三月、六十干支の講座 楽しみに待ってま~す(^^)/
Kさん、ありがとうございます。Kさんから頂くメールは、いつもわかりやすくて明晰。考察を深めつつも、ポジティブで前向きです。当日お越しくださったみなさまは、笑顔でぱっとだいじなポイントを突いてくれていたKさんのことおわかりですよね。(Kさんの中心星の車騎星は、四方向剋。鳳閣星と調舒星に剋され、W石門星を剋します☆)
車騎星陽転の方々は、ふだんから余計なことをべらべらしゃべったりしません。でも、要所要所でこんな風にぱっと物事の大事なところをまとめてくださるのです。(これまでお越しくださった車騎星強い方々もみなさんそうでした)
車騎星も牽牛星も「プロセスよりも、とにかく結果がだいじ!」だからでしょうね。
ちょうどこんなコメントも届いています。もともと車騎牽牛はお持ちでない、禄存星中心のFさんがこのようにおっしゃっています。
切れ味鋭い発言の数々、本当に気持ちよかったです。特に、結果しか興味がない!と言い切られたのが爽快でした。成功も失敗も、プロセスだって実にならないものはない! いや、実にしてやる!と思う方なので、もう少し線引きをしなくては(今年の課題です)、と反省しました。同時に、その刃を収める鞘を得て、さらに輝けるように鍛えていくのは並大抵の苦労ではないのだなぁと思わされました。帰り道で思い出したのですが、18歳からの20年、大運に牽牛、車騎星が回ってきていました。一番苦手な、コミュニケーション能力がないとやっていけない業界に自ら飛び込み、全方向に厳しい上司(あとになって牽牛星中心と知りました)や、マイペースな同僚や取引相手と仕事をしていました。あの20年がなかったら今の自分はないけれど、もう一度経験したいかと言われたら微妙です。ものすごく大変でした。いろいろ消耗しました。なので、自分を律し鍛える性質が基本装備の車騎、牽牛星の方には本当に頭が下がります。のほほんとしていてごめんなさいという感じです。甘夏先生、まさに牽牛星を体現されているように感じられました。貴重なお話を伺えてよかったです。3月の六十干支の講座も楽しみにしています!
ありがとうございました!
そうなんです。Fさんのこれまでのキャリアやお仕事のお話を聞くと、いかにも牽牛星がありそう、だとわたしずっと思っていました。(あら!無いんだった!と今回びっくり)あのですね、Fさん、いつもぜんぜん「のほほん」としてるようにはお見受けしませんけど…(笑
このように、ご自身の命式にはもともと備えてらっしゃらなくても、Fさんのように大運や人間関係の組み合わせでみっちりしごかれて(やはりFさんがおっしゃるように、特に厳しい職場で学ぶことが多いのでは?)自分にはもともと持っていない要素を学びました!という例はたくさんお伺いします。すばらしいことじゃーありませんか^^☆
それから、ご自身では「車騎星は持ってるからだいたいわかるけど、牽牛はよくわからないので」ということでお越しくださった八雲あかねさんは、ご自身のブログでご感想とレポをまとめてくださっています。
「私は最近「本物は無自覚」説を感じていますが、陽転している人もたぶんひけらかさず淡々と自分を生きているのだな、という感じを受けました 」今日のゲストさんは本当にストイックで向上心が強い方だけれど
みんながみんな自分と同じではないということを知っていて
むやみやたらと自分の価値観を押し付けない。
ただいつでも刀は抜けるように、手入れは怠りませんよ的な
内に秘めた強さというか潔さをお持ちなのだな、と思います。「明日はヒノキになろう」(八雲あかねさん)→★
ですねー。やっぱり「個人・単独で」ぱっと動く車騎星と、「集団の中で」じっくり機をうかがう牽牛星、という違いが大きく際立つのでしょう。
「集団性」というお話ですと、甘夏さんが、学生時代から合唱団やオーケストラに所属されていた、というエピソードがたいへん印象的でした。(甘夏さんは、アイドルグループの熱烈ファンでもあらせられる!)
次回のまとめでは、もとからぜんぜん車騎・牽牛をお持ちでないみなさまからの率直なご意見ご感想をご紹介します。