冬至(とうじ)
二十四節気の第22番目。旧暦十一月、子の月の中気。新暦12/22頃。天文学的には、太陽が黄経270度(山羊0°)の点を通過するとき。
太陽が赤道以南の南半球の最も遠い点(南緯23度27分)に行くため、北半球では太陽の高さが1年中で最も低くなる。そのため昼が1年中で一番短く、夜が一番長くなる極点となる。
冬至線=南回帰線=Tropic of Capricorn 南回帰線のことをCapricornと呼ぶのは、西洋占星術の磨羯宮=Capricorn(黄経270°~300°)が冬至点から始まることによる。
太陰太陽暦の時代には、冬至は暦の計算の基準点として最も重視されたが、現在の太陽暦では春分点のほうが重視される。
この日が旧暦11月1日にあたると「朔旦冬至」の瑞祥としてお祝いをする。(19年ごと。最近では2014年12月22日 → 「朔旦冬至の太陽追っかけ写真レポ」) 小豆粥やかぼちゃを食べ、柚子湯に入る風習もある。
「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」 暦便覧(1788)
冬至は陰の力が極まり、そこからまた反転して、陽の力が少しずつ復活してくるポイントです。易でいうなら、「一陽来復」。まだひとつしかない、弱々しい生まれたばかりの「陽」が、だんだんと力を取り戻していくタイミングにあたります。
古来より、太陽の力がいちど死んで、新しく生まれ変わって復活するというメタファーのもとに、さまざまな物語が語られてきました。
この日から、早稲田にある穴八幡宮は「一陽来復」お守りの授与でごった返します。
「一陽来復!江戸時代から続く冬至の日の過ごし方。東京・早稲田「穴八幡宮」で金運UP」@tenki.jp
これは2014年のもの。毎年新しいお守りに取り替えて、その年に合わせた方角に貼ります。