日々の干支並びから風景を読んでいくシリーズ。
2018年7月16日
己己戊
酉未戌地面の奥から湧き出す不思議なお宝。かつてゴールドラッシュに湧いた町に、人は集まっては散った。場の魅力と離散集合。たくさんの人を集める魅力と磁力はどこから来るのか?【己酉】花咲く大地。華やかさとそつのない美しさ。自力で切り開くよりも、人から助けられる。 pic.twitter.com/bf258U6PuO
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月15日
いかにも土埃がもうもうと上がりそうな図。天干も地支もずらずらずらっと土が並び、酉だけがかろうじて金気→土に埋もれたお宝として連想しました。砂漠に埋もれた遺跡からお宝ざくざく、とかいう考古ロマンチックな方向性でもいいのかも。
2018年7月17日
庚己戊
戌未戌砂漠の中の大きな岩。例えばエアーズロック(ウルル)やマウントオーガスタのような。【庚戌】性は鋭、質は燥。荒金神(あらこんじん)猛々しい戦いの気。丁に錬金される(座下の戌に含まれる)打たれ強さ。 pic.twitter.com/3XSfMMvWL4
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月17日
「庚」をなにに例えるか、いつも頭をひねります。(前回は確か、山の上の天文台に例えたんだったような気がする)大きな岩、というだけではちょっと単純すぎますでしょう?でもきょうはもうこれしか思い浮かばなかった。世界一(でしたっけ?)の一枚岩はオーストラリアの砂漠の中にそびえ、アボリジニの聖地です。(来年あたりから、保護のため登れなくなるそうです)
いま脳内にぱっとおもいだす「庚戌」の豪傑の方々は、カレーの王妃様・まるごとmaru先生 @marugoto_maru フェアリードクター高畑吉男先生 @bardoffairyhill ☆つおい。
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月17日
私の周りには「庚」関係者の方々が少なくないような…特にその中でも「庚戌」生まれをすでにカミングアウトされているみなさまにお声がけしてみましたところ…
もしかしておいちゃんは自分で思っている以上に力強いのだろうかw?
←自己認識、ヘタレ https://t.co/kBe3CGQFGa— 高畑吉男 (@bardoffairyhill) 2018年7月17日
あらら?!ご自分ではあまりご自覚がないとのこと。(ヘタレ?!うっそーん☆高畑先生、物腰は柔らかいジェントルマンですが、鋭いツッコミやシャープなところも魅力です)
『【庚戌】性は鋭、質は燥。荒金神(あらこんじん)猛々しい戦いの気』ってのは初めて知りました〜。なるほどそうなら僕の雇い主が『戦いと魔術の女神』だとしてもさほど不思議ではない……かなw
— 高畑吉男 (@bardoffairyhill) 2018年7月17日
おー!すばらしい。「戦いと魔術の女神」の配下でいらっしゃるとのこと。カッコイイ!そしてめっちゃ似合う☆
庚戌からは天堂星が出ます。「天堂」だからお年寄り、裏方で控えめでほどほどに、ってのがセオリー通りです。が、鑑定では「穏やかな顔の後ろには、もっと打たれ強い本質が隠されてるんじゃないの?」という含みまで読んでます。
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月17日
はい。ということです。「天堂」お年寄りの星→隠居後の穏やかな人、とか連想するとちょっと間違う…ケースが少なくないです。わたしの印象では、天堂星は裏の実力者、影の権力者でござるよ。ポジション取りがうまくて、うまく後ろから操ってるかんじー。
天堂や天庫は特に(場合によっては天印もあり)こういう組み合わせで「わたしは控えめー♪」と言ってる実は強烈キャラの人が、結構たくさんいらっしゃいます。
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月17日
なぜそう読んでるか、という話まですると長いんですけどね、該当者の方々があちこちにいらっしゃるよね!「わたしは天禄や天将じゃないしー」とか言ってる人たちの中に、結構隠れていらっしゃるよ。
2018年7月19日
壬己戊
子未戌海!砂漠!山!コントラストのはっきりした雄大な風景。【壬子】冬の海。果てしない大海。性は荒、質は静。荒れ狂うときと静かな時の差が大きい「玄王」(冬・水の色は黒=玄)周囲を惹きつける色気のある人。 pic.twitter.com/fDdwhjRLk1
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月18日
激しい図ですねー。壬子は、荒々しい海ですよ。色っぽい人が多いですよ。昔ながらの読みだと、女性は色情で天下を取る、とかあって古いなー…とおもうんですが、男女ともに魅力的な人が多いのはまちがいないです。
2018年7月20日
癸己戊
丑未戌砂漠を覆う霧。乾いた大地に水蒸気が立ち込める。きょうから土用入り。8月6日まで、カラカラに乾いた夏の土が最も力を強める季節。【癸丑】冬の小川。凍った水底に本心は隠れ、表面から本音をうかがい知るのは難しい。マイペースで、スタミナとバイタリティ溢れる人。 pic.twitter.com/6tisQNxe4P
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月19日
この日から土用入り。これまたミステリアスな図です。癸丑の人は粘り強い。基本的に癸の人はあれやこれやと形を変えながら(霧、雲、小川、露、雨、霜など水はいろいろ変身するでしょう?)どんな状況にも適応していくようにおもいます。
干合についてはいろんな説がありますが、わたしは「なんでもかんでも干合変化するわけではない」と考えてます。
癸己戊
丑未戌
理由・癸×戊は隣り合ってない→「遠くにステキな人がいるな〜」とおもうだけ。化火する環境が整ってない→未月は丁火入ってるけど、もう土用だしなー。— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月19日
そーそー。干合のことを書き加えた。干合は諸説入り乱れているので、詳しく言及したくありません。習ったままだと疑問点が出てくることも少なくないので、いろんな説に合わせて自分でいろいろ読んでみて、どういう説がいちばんしっくりくるかを検証してみたらよろしいんじゃなかろうか。
もともと干合持ってても変化する環境が整ってないと、化けたい→気が変わりやすい、違った自分になりたがる→でも完全には化けられない、とわたしは読んでます。(ソース自分)流年や大運で回る干合も、変化するのを許す環境があるかを勘案して読んでます。(いろんな説があるよ。ご自身で試してね)
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月19日
なんでもかんでも干合変化させてると、元の命式はぐしゃぐしゃだし、なにがなんだかわからなくなるんじゃないかなーーー。。。(個人の感想です)
2018年7月21日
甲己戊
寅未戌サバンナに生える大樹。遠くに見える山は?キリマンジャロ?!【甲寅】春の大木。堂々たる最高の名木。スピードはゆっくりで成長に時間がかかる。人に合わせることは苦手で、淡々と我が道を行く。指導者の器。 pic.twitter.com/c0xKgZ4HHv
— 天海 玉紀 (@tamaki_deluxe) 2018年7月21日
美しい図だなーーー。ここしばらく続いている配置は、スケールがとても大きくて、ちんまりした日本の風景じゃないな、という印象です。
この「甲寅」からの続く十の干支は、いわゆる子丑天中殺というグループに属しています。ざっくり眺めてみるとこんなかんじ。
甲寅・乙卯(木気が重なる)
丙辰・丁巳(火土同根、火気が重なる)
戊午・己未(火土同根、土気が重なる)
庚申・辛酉(金気が重なる)
壬戌・癸亥(ここだけ土剋水、水気が重なる)
いわゆる「強い干支」と呼ばれるメンバーがずらりと勢揃いします。同じ気が上下に重なる組み合わせは「専気干支」とも呼ばれます。
そもそもいまがこの専気干支の流れの中にあり、いまはさらに己未月の土用シーズンで、土気が強まってます。8月7日(だったかな?)からは、庚申月でここからは一気に金気シーズンに突入します。