序説 占いの世界

◇ 現代人と占い

あるとき、ふと心に浮かぶ疑問や不安 「いったいこの先どうなるんだろう?」「いつもどうしてこんな風になるんだろう?」「わたしはいったい何のために生きているんだろう?」きっと誰しもそんな経験があるはずです。

どんなに科学が進歩して、生活がクリーンで便利になったとしても、そもそも人間がなぜ生きるか?なんのために?といった「意味」や、過去や未来に思いを馳せる心の悩みに答えは出せません。

占いは、洋の東西を問わず人間が抱く「なぜ?」「どうして?」「どうなるの?」といった問いに答えようとする技術のひとつです。天体を観測し、季節の移り変わりを記録した昔の人々はみな「自然」の中にあるさまざまな不思議な力を解き明かし、そこに一定の法則や意味を見つけようとしました。自然にはなんとも精妙で美しい規則性があって、そこに古代の人たちが感動したり、意味を感じるのも当然のことでしょう。

しかし、こんな疑問が湧いてきます。わかった。自然が美しいのはわかる。でも、宇宙のはるか遠くを動いている天体の動きと、この私自身がなぜ関係あるの?それがいま、目の前のわたしの大きな悩みといったい何の関係があるの?そう思われる方は、もちろんたくさんいらっしゃることでしょう。

現代では「自分」と「環境」はそれぞれ別のものとして切り離されていますが、はるか昔には「自分」という輪郭はもっとゆるくて曖昧で、「自分」と周囲の「環境」の境界線はとても曖昧だったと言われています。

多くの占いの理論は、環境の変化と自分(とおぼしきもの)が連動している、と感じるのがあたりまえだった時代に作られ、長い歴史の中で蓄積された膨大な経験が基になっています。(各種の伝統医学もその範疇に入ります)単なる思いつきや非科学的な妄想、というだけで片付けられるような軽いものではありません。

しかし、現代人には現代人の状況とお悩みがあります。

いまのままでは将来が不安だ、自分にもっとあったやりがいのある仕事をしたい、職場でうまくいかない、お金が足りない、結婚して子供が欲しいがそもそも出会いがない、このまま一生ひとりかな、好きな人が振り向いてくれない、あんなやつがうまくいってるのになぜわたしは、子育てが大変、子供の進路が心配、家が欲しい、車が欲しい、もっと人から賞賛されたい、実の親との関係が負担だ、あいつが憎たらしい、義実家とうまくいかない、配偶者以外にパートナーがいる、褒められたい、何もやる気がしない、なんでわたしはこんなにうまくいかないんだ、働きたくない、健康に不安があって思い通りに動けない、みんながわたしにたかりにくる、何の不自由もないけど生きてる気がしない、楽してお金が欲しい、自分の人生はこれで良かったのかしら…

などなど、現代人のお悩みはいつも尽きません。現代人は環境から切り離されて、環境と繋がる感覚を失っています。伝統的な価値観は生じているお悩みがたくさんあるのは確かです。

数々の占いの技法は、確かに先人たちが歴史の中で磨きあげてきたもので、たいへん有用な点がたくさんありますが、その一方で、特に道徳や、性別分業、家族形態などについての見解は、現代の社会や考え方とはすでにズレている部分もあり、そのまま適用できない部分も数多くあります。占いの技術を人間の役に立てようとするなら、伝統を生かしつつも、より現代人にマッチした形での運用が求められています。

「あらわれていないものを、あらわれるようにする」

「見えていないものを、見えるようにする」

昔の人々は、私たちの日常生活や、目に見える世界の向こう側には、豊かな力に溢れる世界が広がっていて、自分たちがそこにつながっていることを感覚的に知っていました。「見えないものが見えるようになる」ことは、人間にとって畏れでもありますが、大きな喜びや活気、富にもつながっているのです。

宗教をはじめ、古くからのお祭りや芸能、ひいては現代のエンターテイメントやスポーツにも「見えない世界」への通路があります。占いもそのひとつのメソッドです。適切なときに、適切な形で占いを用いることが、わたしたちの生活や人生をさらに豊かにするひとつの方法であることを願っています。

(天海玉紀)

◇ 東洋占術

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◇ 西洋占星術

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◇ 手相

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◇ タロットカード

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