2019/01/18 十二支の七ツ目信仰

先日トーハク(東京国立博物館)を見学していたところ、これはなんだ?突然「んんん???」と好奇心センサーが全開MAXになりました。亥年にまつわる展示の中に現れた一枚、こちらです。竹細工の蛇を持つ女性と臥す猪(亥と組み合わせる植物といえば萩かな?花札だ!)が描かれた団扇を持った女性の図です。なんだこれは?亥と巳といえば、もれなく対冲(ぶつかりあう)関係ではないか?と思ったわたしは、ええ。もちろん占いクラスタ人ですよ。

「浮世七ツ目合」の内「巳亥」

調べてみました。江戸時代後期の安永・天明期は、自分の生まれ年の十二支から七つ目の十二支の動物を絵柄にして祀ると幸運を授かるという「七ツ目信仰」というのが爆発的に流行したんだそうです。(え?そうなの?そんなことあったんだ!)その後はすっかり廃れて忘れられ、絵画研究に支障が生じるほどだという話です。なるほど。あれこれ画像を検索してみると、いろんなのが出てきました。ものすごくおもしろそうです。こういう調べ物をしていると、いくら時間があっても足りません。ビバ研究。ああどうにも止まらない。

※ 参考文献「十二支の「七ツ目」に関する俗信」 眠尾尚子 PDFファイル →★

十二支の「七ツ目」は、自分の真向かいにくる支です。(そのまま置き換えることはできませんが、西洋占星術ならオポジションの関係)

伝統的な占いの知見からすれば、十二支の「七つ目」同士の組み合わせは、反発し合い縁起が悪いものとされています。「冲」とか「対冲」と呼ばれます。(散法とか分離条件と呼ばれます)ですから、すでに当時から「七ツ目が縁起がいいなんておかしい!」という反論もあったそうです。おもしろい。そうですよね。その反論よくわかります。

「七ツ目」の支同士の組み合わせについて、わたしはこのように解釈しています。(良いものなので祀るとよい!とは読んでません。でも歴史的にそういうムーブメントがあった、という話はかなり示唆に富んだ面白い話だとおもいます)

子×午(水×火・剋冲)南北の対立。猛火に冷水を注ぐような激しい関係←2014年・午
丑×未(土×土・朋冲)冷たい湿った地と暑く乾いた地。互いに睨み合い←2015年・未
寅×申(木×金・剋冲)勢いの強い「季節の始まり」同士のパワフルな対立←2016年・申
卯×酉(木×金・剋冲)東西の対立。伸びようとする力×まとめようとする力←2017年・酉
辰×戌(土×土・朋冲)緑あふれる瑞々しい山と晩秋の枯れた山。互いに譲らない←2018年・戌
亥×巳(水×火・剋冲)溜め込む力と上昇する力との反発、水と火なのでこれも激しい←2019年・亥

もちろん時と場合によりますが、ぶつかる、壊れる、離れることは、現代の世の中や人生では、必ずしも悪ではないとわたしは考えています。思い切って変化したいときには、むしろありがたい組み合わせではないでしょうか。(何が変化するかは、年支、月支、日支のどこが反応するかによります。詳しくは鑑定に来てね!)

昨日から暦は土用入りして、戊戌年もあと2週間ほどで終わりです。「己亥」年になると今度は「巳」がある人たちに七ツ目が回ってきます。巳持ちのみなさま、変化を恐れず参りましょうぞ。

そして、その前に復習だいじ。もうすぐフィナーレを迎える「戊戌」年に向かいあう支は「辰」です。「辰」持ちのみなさま、昨年からの流れはいかがでしたでしょうか?戌×辰の組み合わせは別名「天羅地網」とも呼ばれる激しさを秘めています。金曜ウラナイトナカイ昼の部の星読視ゆき先生は「戊辰」のお生まれなので、あとでこっそり伺ってみます^^

辰×戌の話、詳しくは過去記事へ!

2018/04/13 辰と戌(天羅地網と魁罡)

続「辰と戌」戊生まれさん、戊辰関係者のみなさま宛の追記

立春まであと約2週間。来る己亥年は波乱万丈!とわたしは予測しています。激しい時代の波にまかれないように、しっかり準備チューンナップしていきましょう。(天海玉紀)