19時過ぎてもまだ空が明るい今日この頃。今年は6月21日が夏至です。干支暦だと、いまは午月。午月はまさに夏の真っ盛りで、夏。午月=つまり夏のピークポイントは、夏至の日です。

え?まだいまは梅雨で、夏には早いですよ!と思われる方も多いでしょう。でも干支暦では季節の区切りは太陽の位置(日の長さ)で決められるので、日が最も長い夏至の日=太陽の力が最大=夏のピークです。北欧などで、豊穣を祈り盛大な夏至祭が行われるのも、太陽に感謝し寿いでのことでしょう。夏至後は気温は上がっても、日は短くなり夏の力は弱まり、8月初旬の立秋からが秋です。

6月14日 暮れかかる横浜港。19時でも空はまだ明るい。

西洋占星術だと、いまは太陽は双子の後半度数を着々と進んでいて、夏至は活動宮の蟹サインの入り口です。つまり、同じ午月生まれでも、午の前半生まれの人(例えばわたし)は双子太陽生まれで、午の後半生まれの人(例えば山吹先生、神谷先生、まつい先生)は蟹太陽生まれ、となります。(12サインの区切りと、干支暦の月の切り方=節はどちらも太陽の位置を元にしていますが、12区分の大きな区切りが15°ズレているのがミソ)

双子28°生まれのわたしは、干支暦を勉強したときに、自分は夏至の直前に生まれたってことは、まさに最高潮ピークの直前のハラハラドキドキ感を味わいにこの世に来たってことか♪ と妙に納得したものです。(上がりきったらあとは下がるだけ、なのが午であります)これはどの季節でも似たようなところがあって、夏至冬至、春分秋分の前後あたりに生まれるとアップダウンの激しい運気になりやすい、とざっくり言われます。(今度この講座でこのあたりはお話ししますので、ぜひどうぞ。

○ 6/18,7/16(日)11:00-13:00 「陰陽五行の基礎と十二大従星入門」→★ 

そして現在、横浜で開催されている「タロットカードと絵でわかるサビアンシンボル展」→★ に先日お邪魔してまいりました。楽しかった。とても良かったです!カラフルで勢いがあって、美しくておもしろくて、愛とウイットに満ち溢れた世界観と魅力にぐっと引き込まれます。

タロットカードと絵でわかるサビアンシンボル展 @横浜

さらにびっくりしたのは、ご主催の吉田結妃(ゆき)先生は、わたしと生年月日がほんの2日違いとのことでした。吉田先生は18日生まれ、わたしは20日生まれ。主に月のサインと土星のサインが違うんですが、話し始めるともうおもしろすぎます。占い談義に花を咲かせながら、吉田先生の双子テイスト満開のサビアンワールドに、なんだかとても懐かしいような親しみを感じるひとときでした。週末にお時間ある方はぜひぜひ訪ねてみて下さい →★

※ サビアンって何?という方はまずこちらがおススメ。Images of Sabian Symbols〜あなたのサビアンシンボル10個が絵ですぐわかるサイト→★

このサビアンシリーズに登場するニンゲンさまたち、もちろんみんな生き生きして魅力的なのですが、動物や鳥、魚やひとつひとつの小道具の隅々までにも、命やココロがしっかりかよっていて、眺めているとなんとなく、伊藤若冲の「動植綵絵」や「樹花鳥獣図屏風」などの作品群のことが思いおこされました。

飽きっぽく軽薄でチャラいと世間さまでもっぱら評判の双子サインですが、双子もいよいよ終盤に差し掛かると、単なる勢いや好奇心だけでは飽き足らなくなります。広い世界と「存在の耐えられない軽さ」をしみじみと眺めつつ、いつかは消えるからこそいとおしきなにかを感じるのも、またいとをかし。でございます。(天海玉紀)