2015/10/16 五行と五惑星

CRU8PwkVEAECVNv今朝は明け方の空に、水星・木星・火星・金星がずらりと並ぶと聞いて、わくわくと4時半に起きたのですが… 空は一面に厚い雲に覆われて、星はひとつも見えませんでした。ざんねーーーん。

恒星はいつも変わらない位置にあるのに、うろうろとあちこち動き回る5つの星は、「惑う星=惑星」と名付けられました。英語でも、 planetの語源はギリシア語のプラネテス(さまよう者、放浪者などの意)と言われています。

全天で、太陽と月の次に明るく見える星は金星です。-4.87等星=1等星の約170倍の明るさで、ひときわ目立って輝きます。太陽の近くを公転しているので、明け方や夕暮れどきに観測できます。「明けの明星」「宵の明星」=金星です。リアル金星の輝きを見ると、古代の人々が金星を特別な存在とみなし、「美」や「戦い」の神になぞらえたロマンが感じられることでしょう。

20151009-01

10/9早朝 細い月、金星、火星、木星、恒星レグルス

金星にまつわるエピソードは、歴史上いろいろあります。中国では唐代の傑出した詩人、李太白(李白)の生母が、太白(金星)を夢見て李白を懐妊したとか、日本では、かの有名な空海=弘法大師が、四国の室戸岬の海岸沿いの洞窟で修行中、明星(金星)が口の中に飛び込んできて、悟りを開いた、など言われています。

水星にお目にかかれる機会は、金星よりもっと少ないです。早朝や夕暮れに、地平線に近いかなり低い位置にのぼってきます。ここしばらくは、明け方の空に見えるようなので、早起きする機会があったら、ぜひご覧になってみてください。

5gyo-wakusei

東洋思想には絶対欠かせないのが「陰陽説」と「五行説」です。その成り立ちの起源は、太陽と月 → 「陰陽」、肉眼で観測できる五惑星=水星(辰星)、金星(太白)、火星(熒惑)、木星(歳星)、土星(填星) →「五行」という分類です。 ※ ( ) 内は星の古名。 東洋の干支暦自体は、架空の星(象徴)を想定した暦なのですが、もともとは実際の天空の天文観測が先にあったんですね。(土星以遠の天体=トランスサタニアンが発見されるのは、時代が下って、はるかあとのことです)

東洋分野には、とかく古臭い、道徳っぽくて堅苦しい、漢字ばかりで難しいといったイメージが先行しがちですし、私自身もそれが理由でずっと長らく敬遠してきました。でも、思い切って勉強してみたらおもしろいこと、興味深いことがたくさんありました。これからも、なるべく現代のわたしたちにも親しみやすくわかりやすい形で、いろんなことをお伝えできるなら嬉しい限りです。(天海玉紀)

11/14(土)「十大主星のしくみ〜龍高星・玉堂星」→★
11/23(祝)「はじめての陰陽五行」 →★
11/23(祝)「こわくない!天中殺(入門編)」→★

対面鑑定・講座のご案内
  • このエントリーをはてなブックマークに追加